栄養学・食品

Calzone (カルツォーネ)

イタリア語:calzone 読み:かるつぉーね
とは、

概要

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カルツォーネはイタリア発祥の料理で、ピザ生地にチーズやハム、野菜などを包んで半月形に折り、オーブンで焼いたもの。

一般的にはナポリ風ピザと同じ生地を使用し、焼くことで中の具材が閉じ込められるため、食べやすく、持ち運びにも便利な形態となっている。

語源

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イタリア語 calzonecalza「靴下」 から来ている。
-one」はイタリア語で語尾につけると「大きい」という意味になる接尾辞で、「大きな靴下」という意味になる。

つまり、ピザ生地で具材を包んだ形が大きな靴下に似ていることから、この名前がついた。

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Pancake (パンケーキ)

pancake 読み:ぱんけーき
とは、

概要

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パンケーキは、小麦粉・卵・牛乳・砂糖などを混ぜた生地を薄くまたは厚めに焼いた料理の総称。

甘いシロップや果物を添える菓子として食べられる場合と、野菜や肉と合わせて軽食として食べられる場合がある。

形状や食べ方は地域によって大きく異なる。

日本では特に厚みがあり甘く仕上げたものを「ホットケーキ」と呼び、一般に朝食やおやつとして親しまれている。

語源

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pancakepan「フライパン」cake「焼き菓子」に由来し、「鍋で焼く菓子」を意味する中英語系の複合語として成立。

関連語として hotcake があり、hot「熱い」 cake「焼き菓子」で「焼きたてのケーキ」を指す英語表現。
英語圏では歴史的・地域的に pancake とほぼ同義で使われ、慣用句 “sell like hotcakes“(飛ぶように売れる)もここから生まれた。

日本語の「ホットケーキ」 はこの hotcake を受けた呼称で、国内では主に「厚めで甘いスタイル」を指す名称として定着している。

同義語

hotcake (ホットケーキ)

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crêpe (クレープ)

フランス語:crêpe 読み:くれーぷ
とは、

概要

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クレープ」は、フランス発祥の薄いパンケーキ状の生地を指す。

小麦粉、卵、牛乳などを混ぜた液体生地を薄くフライパンや鉄板で焼き、甘いジャムやチョコレート、塩味の具材で巻いて食べる。

デザートとしても主食や軽食としても利用され、フランスだけでなく世界各地で親しまれている。

語源

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ラテン語 crispa「巻き毛の、縮れた」が語源。
生地を薄く丸く焼く形状や、端が少し縮れることにちなむ名称で、フランス料理用語として定着した。

俗説や誤解

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クレープの歴史や起源を物語る上でよく語られる民話や伝説はあるが、語源学的には裏付けがない。
主な例を整理すると以下の通り。

そば粉を石で焼いた偶然から生まれた

galet(そば粉を使った料理)の起源として語られる逸話で、クレープそのものの語源を説明するものではない。

galet(小石)に由来する

ガレットの名前の由来として挙げられることがあるが、クレープの語源とは無関係。

「王妃が宮廷に持ち込んだ」
ブルターニュ地方のガレットをフランス王室が宮廷に取り入れた話で、クレープ語源の説明ではない。

縮緬のようだからクレープ

フランス語の「crêpe」が織物の縮れを意味することからの連想で生地料理に転用されたとする説だが、語源自体はラテン語「crispa」に由来しており、見た目の類似は後付けの解釈である。

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パンケーキ

インジェラ (いんじぇら)

アムハラ語:እንጀራ 読み:インジェラ
英語:Injera 読み:インジェラ
とは、

概要

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インジェラ」は、エチオピアやエリトリアの主食として広く食べられる薄いパンで、発酵させたテフ粉を用いて作られる。

表面に小さな穴が開いたスポンジ状の食感が特徴で、肉や野菜の煮込み料理と一緒に食べることが多い。

手でちぎって料理をすくいながら食べるため、皿と食器の役割も兼ねる。

語源

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アムハラ語で「እንጀራ」と呼ばれ、そのまま英語や日本語にも取り入れられた。

元々はテフ粉を発酵させて作るパンを指す言葉で、地域の食文化を象徴する主食として定着している。

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テフ

Cold brew (コールドブリュー)

cold brew 読み:こーるどぶりゅー
とは、

概要

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Cold brewとは、コーヒーの抽出方法およびその飲料を指す言葉。

熱湯を使わず、水や冷水でおよそ8時間から24時間かけてじっくり抽出するのが特徴。

抽出温度が低いため、酸味や苦味が抑えられ、まろやかで甘みのある味わいになる。

語源

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cold「冷たい」brew「醸煮出す」から。
brew」は本来、熱を用いた抽出や醸造を意味するが、「cold」と結びつくことで「加熱を用いない抽出方法」を示す新しい意味が定着した。

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brew