食・料理

昆布 (こんぶ)

昆布 読み:コンブ
とは、

概要

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昆布とは、オクロ植物褐藻綱コンブ目コンブ科に属する、大型の褐藻類のうち、食用にされるものの総称。

日本では古くから出汁として使われ、うま味成分であるグルタミン酸を多く含むことから、和食文化の基盤を支える食材として重宝されてきた。

主に北海道沿岸で採取され、利尻昆布、羅臼昆布、真昆布、日高昆布など、種類によって風味や用途が異なる。

乾燥させて保存・利用されるのが一般的で、煮物や佃煮にも用いられる。

語源

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」は「群れ集まる、小さな虫や生き物」などの意味、「」は「広がったもの」や「布状の形」を指す。つまり「昆布」は「海中で布のように広がる海藻」の姿に由来する語とされる。また、中国古代の文献にも「昆布」という語が見られ、日本にも奈良時代にはすでに記録がある。和語では「ヒロメ」や「コブ」などとも呼ばれていた。縁起物としての「よろこぶ」との語呂合わせもあり、祝い事などにも多く使われてきた。

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紅茶キノコ (こうちゃきのこ)

紅茶キノコ 読み:コウチャキノコ
とは、

概要

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紅茶キノコとは、甘い紅茶に酢酸菌や酵母菌を加えて発酵させた飲み物、またはその発酵の過程で表面にできるゼラチン状の菌膜を指す。

飲料としてはほのかな酸味と発泡感があり、健康効果を期待して飲まれることがある。

欧米では「Kombuchaコンブチャ)」という名で知られ、健康志向の飲料として人気がある。
ただし、日本で古くから親しまれている「昆布茶」とはまったく別物である。日本の昆布茶は、昆布を乾燥させて粉末や顆粒状にしたものに湯を注いで飲む、塩味のある和風の飲み物であり、発酵飲料ではない。
紅茶キノコ」は発酵によってできた酸味のある飲料であり、成分も風味も製法もまったく異なるため、混同しないよう注意が必要。

語源

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紅茶」は「茶の一種で赤褐色の色味をもつ飲料」、「キノコ」は「菌類の一種で傘状の形をもつもの」を指す。つまり「紅茶キノコ」は「紅茶で育てるキノコのような見た目の菌」という意味で名づけられた名称。実際にはキノコではなく、酵母や酢酸菌が共生した菌膜である。

なお、この飲料は英語圏では「Kombuchaコンブチャ)」という名で知られるが、この名称の由来ははっきりしていない。有力な説としては、日本語の「昆布茶」が誤って使われたという説があり、名称だけが先行して欧米に広まり、発酵飲料と混同された可能性がある。また、「Kombu(昆布)」+「Cha(茶)」という語感から転用されたともされるが、実際の原料に昆布は含まれないため、誤認に基づく名称と考えられている。つまり「Kombucha」という言葉は日本語に似ているものの、日本由来の正確な表現ではなく、命名には混乱がある。

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紅茶

昆布茶

画像:Romarin(CC BY-SA 3.0
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麦芽 (ばくが)

麦芽 読み:ばくが
malt 読み:モルト
とは、

概要

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麦芽は、大麦などの穀物の種子を発芽させ、途中で加熱・乾燥して発芽を止めたもの。
酵素が活性化しており、でんぷんを糖に分解する力を持つ。

ビールウイスキーなどの醸造・蒸留酒の原料として用いられるほか、麦芽糖や麦芽エキスとして食品にも使われる。

とくにビールでは、麦芽から糖分を抽出して酵母発酵させる工程が基本であり、麦芽の種類や焙煎具合によって風味や色が大きく変わる。

語源

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麦芽

「大麦・小麦などの穀物」「発芽」で、「発芽した麦」という意味。
中国語の「麦芽(màiyá)」も同じ語で、古くから東アジアで共通して使われている漢語。

malt

古英語 mealt に由来し、「発芽させた穀物」を意味する。
語源はゲルマン祖語 maltam にさかのぼり、「柔らかくする・発酵させる」を表す印欧祖語 meld- が起源とされる。

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画像:Jon Sullivan(CC BY 2.0
出典元はこちら:Wikimedia Commons

Beer (ビア)

beer 読み:びあ
ビール 読み:びーる
とは、

概要

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beer は、主に大麦麦芽(モルト)を発酵させ、ホップで香りと苦味を加えて作るアルコール飲料を指す英語。

アルコール度数は一般に4〜6%ほどで、爽快感のある軽い飲み口が特徴。スタイルとしては、下面発酵の「ラガー」、上面発酵の「エール」などがある。

また、ノンアルコールビールやクラフトビールなど、派生商品も多く存在する。

語源

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古英語 beor に由来するが、この beor の正確な意味や内容物は現在も議論がある。
一説には、当時の beor はビールとは異なり、果実などを原料にした甘い発酵酒であった可能性もある。
現代の意味に近い「麦芽の酒」としての beer は、中世以降のドイツ語 Bier(ビール)やオランダ語 bier などを通じて確立され、英語にも再定着したと考えられる。
語源的にはインド・ヨーロッパ語族の「飲む」「発酵」などの語根に由来するとされるが、詳細には諸説ある。

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醸造酒

麦芽

ホップ

ビア缶チキン (びあかんちきん)

Beer can chicken 読み:ビアカンチキン
ビア缶チキン 読み:ビアカンチキン
とは、

概要

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ビア缶チキンは、中身の入ったビール缶を鶏の腹に差し込んだ状態で立たせ、丸ごと焼き上げる料理。主にアウトドアやバーベキューなどで楽しまれる。

調理中、缶の中のビールが加熱によって蒸気になり、鶏肉の内部からじっくり火が通る。これにより、皮はパリッと、身はジューシーに仕上がるのが特徴。

アメリカを中心に人気となった調理法で、日本でもキャンプブームの影響などから広まりつつある。調理には専用のスタンドなどを使うこともある。

語源

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beer canビール缶」chicken「鶏」を組み合わせた言葉で、文字通り「ビール缶を使ったチキン料理」という意味。アメリカ南部のバーベキュー文化から生まれた言葉とされる。

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バーベキュー

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