麦芽 読み:ばくが
malt 読み:モルト
とは、
『発芽させた穀物』
概要
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麦芽は、大麦などの穀物の種子を発芽させ、途中で加熱・乾燥して発芽を止めたもの。
酵素が活性化しており、でんぷんを糖に分解する力を持つ。
ビールやウイスキーなどの醸造・蒸留酒の原料として用いられるほか、麦芽糖や麦芽エキスとして食品にも使われる。
とくにビールでは、麦芽から糖分を抽出して酵母で発酵させる工程が基本であり、麦芽の種類や焙煎具合によって風味や色が大きく変わる。
語源
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麦芽
麦「大麦・小麦などの穀物」芽「発芽」で、「発芽した麦」という意味。
中国語の「麦芽(màiyá)」も同じ語で、古くから東アジアで共通して使われている漢語。
malt
古英語 mealt に由来し、「発芽させた穀物」を意味する。
語源はゲルマン祖語 maltam にさかのぼり、「柔らかくする・発酵させる」を表す印欧祖語 meld- が起源とされる。
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画像:Jon Sullivan(CC BY 2.0)
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