栄養学・食品

ヒンカリ (ひんかり)

ジョージア語:ხინკალი 読み:ヒンカリ
とは、

概要

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ヒンカリは、ジョージアの伝統料理として広く親しまれている茹で餃子の一種で、内部にたっぷりと閉じ込められた肉汁を最大の特徴とする料理である。

厚めの生地で肉餡を包み、上部をひだ状にねじって結ぶ独特の形をしており、この部分は食べる際の持ち手として用いられる。

食べ方にも特徴があり、まず皮を破って中のスープをこぼさないように吸い、その後に具と皮を食べ進めるのが伝統的な作法とされる。
結び目の部分は硬いため、残すことも多い。

ヒンカリはもともと山岳地方で生まれた料理で、保存性と栄養価を重視した食文化の中で発展した。
肉汁を閉じ込める構造は、寒冷な環境下で効率よく栄養と水分を摂取するための工夫でもあり、そこから各地へと広まり、現在ではジョージア全土を代表する国民的料理となっている。

語源

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ジョージア語 khinkali に由来する語で、特定の語構成による明確な分解語源はなく、料理名として定着した固有名称。

山岳地方で生まれた料理とされ、保存性と栄養価を重視した食文化の中で発展した名称である。

同義語

英語:Khinkali (ヒンカリ)

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餃子

セミドレス (せみどれす)

セミドレス 読み:せみどれす
とは、

概要

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セミドレスとは、日本の水産業界や流通の現場で用いられる用語で、魚のエラと内臓を除去し、頭部は残したままの下処理状態を指す。
未加工の丸一匹の状態(ラウンド)と、頭と内臓を除去した状態(ドレス)の中間に位置づけられることから、この名称が使われている。

この語は英語 dress (a fish) に由来するが、「セミドレス」という表現自体は英語圏では一般的ではなく、日本独自に定義・固定された業界用語である。
英語圏では、同じ状態を指す場合でも semi-dressed とは言わず、“gilled and gutted” のように処理内容を説明的に表現するのが標準である。
そのため、英語話者が魚屋で “Semi-dressed, please” と言っても通常は通じない。

一方で、日本の水産業者が作成する英語の仕様書や、輸出時のパッキングリストなどでは、便宜的に “Semi-dressed” という表現が使われることがあり、日本との取引経験がある外国人担当者の間では「日本発信の業界用語」として理解される場合がある。

なお、英語の semi-dressed は本来、人に対して使うと「半分服を脱いだ」「服がはだけた」といった意味合いになり、魚の状態を指す日常語・標準語としては不自然である。

語源

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英語 dress (a fish)(魚を下処理する)に由来し、日本の水産流通において「完全なドレスではない中間的な処理状態」を示すために semi-(半分)を付して作られた日本独自の業界用語。

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dress

Pizzoccheri (ピッツォッケリ)

pizzoccheri 読み:ぴっつぉっけり
とは、

概要

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pizzoccheriとは、イタリア北部ロンバルディア州ヴァルテッリーナ地方の郷土料理として知られるパスタ料理の名称である。

そば粉を主原料とした平たい短冊状のパスタを用い、じゃがいもやキャベツ、チーズ(主にカゼーラやグラナ系)とともに茹で、溶かしバターとにんにくで和えるのが伝統的な調理法とされる。

語源

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語源については確定していない。
イタリア語方言に由来するとされ、「細長いもの」「短冊状のもの」を指す語から派生したとする説があるが、学術的に断定された起源は存在しない。

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パスタ

ビビンバ (びびんば)

朝鮮語:비빔밥 読み:ビビンバ
とは、

概要

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ビビンバは、白いご飯の上にナムル(野菜の和え物)、肉、卵などの具材を彩りよく盛り付け、食べる直前によく混ぜて味わう韓国の代表的な料理である。

具材や味付けは地域や家庭によって異なり、コチュジャン(唐辛子味噌)を加えて辛味を出すのが一般的である。

石鍋に入れて提供される「石焼きビビンバ」は、器の熱でご飯におこげを作るのが特徴で、日本でも広く親しまれている。

語源

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비빔「混ぜること」ご飯」を意味し、つまり「混ぜご飯」を表す語。
発音の変化や日本語化の過程で「ビビンバ」として定着した。

同義語

ビビンパ/ピビムパプ/ビビンバブ/ピビンパップ/ビビンバプ

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Fond de veau (フォンドボー)

fond de veau 読み:フォンドボー/フォンドヴォー
とは、

概要

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フォンドボーとは、フランス料理で用いられる代表的な出汁(フォン)の一種で、主に子牛(veau)の骨やすじ肉、香味野菜(玉ねぎ・にんじん・セロリなど)を長時間煮込んで作られる。

コクと深みのある風味が特徴で、デミグラスソースや各種ソース、煮込み料理のベースとして広く使われる。

素材を焼かずに煮出す白いただしである「フォン・ド・ヴォー・ブラン(blanc)」と、骨や野菜を焼き色がつくまでローストしてから煮込む褐色のだしである「フォン・ド・ヴォー・ブラン(brun)」があり、料理の用途や仕上げたい風味によって使い分けられる。

また、「フォン・ド・ヴォー・リエ(lié)」は、完成したフォンにとろみを付けた状態を指す語であり、出汁の種類そのものというよりは、ソースへ展開するための中間段階の呼称である。

フォンドボーはフランス料理の基礎技法を象徴する存在であり、西洋料理全般に大きな影響を与えている。

語源

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フランス語の fond「基礎、土台」veau「子牛」に由来する語で、「子牛の出汁」「子牛を基にしたベース」という意味を持つ。
つまりフォンドボーとは、子牛を素材とした料理の基礎となるだしを指す名称である。

同義語

フォン・ド・ボー

フォン・ド・ヴォー

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出汁