柏餅 読み:カシワモチ
とは、
『柏の葉で包んだ餅菓子』
概要
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柏餅とは、あんこを入れた餅を柏の葉で包んだ和菓子で、主に5月5日の端午の節句に食べられる。
中身の餡には、こしあん・粒あん・味噌あんなどがあり、地域によって好まれる種類が異なる。
柏の葉は食べずに香りを楽しむもので、葉が乾燥を防ぐ役割も果たしている。
背景・文化的意味
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柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」「子孫繁栄」の象徴とされ、縁起物とされてきた。
江戸時代に武家の間で縁起をかついで食べられるようになり、やがて庶民にも広がった。
関東を中心に食べられてきたが、現在では全国的に親しまれている。
語源
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柏餅は、「柏の葉で包んだ餅」であることからこの名がついた。柏の葉が縁起の良いものとされたため、葉を使ったことに意味があるとされる。