真鯉 (まごい)

真鯉 読み:マゴイ
とは、

概要

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真鯉とは、黒い体色を持つ鯉の一種で、自然界における鯉の原種に近い存在。
観賞用・食用として古くから日本で親しまれてきた。

また、端午の節句で用いられる「鯉のぼり」の中で、黒色の鯉は「真鯉」と呼ばれ、一般的に父親を象徴する存在とされている。

語源

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」は「本来の」を意味し、品種改良されていない自然な姿の鯉を指す。

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鯉のぼり

吹き流し (ふきながし)

吹き流し/吹流し 読み:フキナガシ
とは、

概要

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吹き流しとは、風に揺れるように垂らした細長い布や紙のことで、特に装飾や目印として使われる。
代表的な例としては、こいのぼりの一部として使われる「五色の吹き流し」などがある。
また、神社のしめ縄や祭礼の飾り、工事現場の安全旗などにも応用されることがある。

風の向きを示す簡易的な装置(風見)としての機能もあるが、基本的には飾りや視認性を高めるために使われる。

語源

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吹く「風が吹く」流し「流れるようにたなびく」からなる言葉。風によってたなびく様子をそのまま表している。

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幟 (のぼり)

幟 読み:ノボリ
とは、

概要

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とは、縦長の布を竿に取り付けて掲げる旗のことで、店先の宣伝や祭り・行事の装飾としてよく使われる。
幟旗(のぼりばた)」とも呼ばれ、風にはためくことで目立ち、人目を引く役割がある。

現代のは、用途に応じて多様な色やデザイン、文字が用いられ、商業施設や飲食店、イベント会場などで広く使われている。
素材も従来の布だけでなく、ポリエステルなどの化学繊維が一般的になっており、耐久性や印刷の自由度が高まっている。

また、地域の祭礼などでは、土地独特の意匠や言い回しがに反映され、伝統文化の一部としての役割も果たしている。

語源

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漢字の「」は、「巾(ぬの)」と「戈(ほこ)」から成り立っており、「布を武器のように掲げるもの」という象形的意味を持つ。
元々は戦場で軍のしるしとして使われていたが、時代とともに民間でも広く用いられるようになった。

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幟旗 (のぼりばた)

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下手の考え休むに似たり (へたのかんがえやすむににたり)

下手の考え休むに似たり 読み:ヘタノカンガエヤスムニニタリ
とは、

概要

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下手の考え休むに似たり」とは、考える力が乏しい者がいくら考えても、その内容が的外れだったり非効率だったりして、まるで何もしていないのと同じだ、という意味。

主に人の行動や思考に対して、非効率さや無意味さを揶揄するときに使われる。

皮肉や諦めを込めた表現として用いられることが多い。

語源

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「下手な者がいくら考えても、休んでいるのと変わらない」というたとえから成り立っている。

同義語

馬鹿の考え休むに似たり/バカの考え休むに似たり (ばかのかんがえやすむににたり)

阿呆の考え休むに似たり (あほうのかんがえやすむににたり)

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柏餅 (かしわもち)

柏餅 読み:カシワモチ
とは、

概要

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柏餅とは、あんこを入れた餅を柏の葉で包んだ和菓子で、主に5月5日の端午の節句に食べられる。

中身の餡には、こしあん粒あん・味噌あんなどがあり、地域によって好まれる種類が異なる。

柏の葉は食べずに香りを楽しむもので、葉が乾燥を防ぐ役割も果たしている。

こいのぼり五月人形と並んで、端午の節句を象徴する風習のひとつ。

背景・文化的意味

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柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」「子孫繁栄」の象徴とされ、縁起物とされてきた。

江戸時代に武家の間で縁起をかついで食べられるようになり、やがて庶民にも広がった。

関東を中心に食べられてきたが、現在では全国的に親しまれている。

語源

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柏餅は、「柏の葉で包んだ餅」であることからこの名がついた。柏の葉が縁起の良いものとされたため、葉を使ったことに意味があるとされる。

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端午の節句