吹き流し (ふきながし)
幟 (のぼり)
幟 読み:ノボリ
とは、
『宣伝や祭礼などに使われる縦長の旗』
概要
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幟とは、縦長の布を竿に取り付けて掲げる旗のことで、店先の宣伝や祭り・行事の装飾としてよく使われる。
「幟旗(のぼりばた)」とも呼ばれ、風にはためくことで目立ち、人目を引く役割がある。
現代の幟は、用途に応じて多様な色やデザイン、文字が用いられ、商業施設や飲食店、イベント会場などで広く使われている。
素材も従来の布だけでなく、ポリエステルなどの化学繊維が一般的になっており、耐久性や印刷の自由度が高まっている。
また、地域の祭礼などでは、土地独特の意匠や言い回しが幟に反映され、伝統文化の一部としての役割も果たしている。
語源
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漢字の「幟」は、「巾(ぬの)」と「戈(ほこ)」から成り立っており、「布を武器のように掲げるもの」という象形的意味を持つ。
元々は戦場で軍のしるしとして使われていたが、時代とともに民間でも広く用いられるようになった。
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下手の考え休むに似たり (へたのかんがえやすむににたり)
下手の考え休むに似たり 読み:ヘタノカンガエヤスムニニタリ
とは、
『考えても意味がない様子、無駄な思案』
概要
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「下手の考え休むに似たり」とは、考える力が乏しい者がいくら考えても、その内容が的外れだったり非効率だったりして、まるで何もしていないのと同じだ、という意味。
主に人の行動や思考に対して、非効率さや無意味さを揶揄するときに使われる。
皮肉や諦めを込めた表現として用いられることが多い。
語源
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「下手な者がいくら考えても、休んでいるのと変わらない」というたとえから成り立っている。
同義語
馬鹿の考え休むに似たり/バカの考え休むに似たり (ばかのかんがえやすむににたり)
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柏餅 (かしわもち)
柏餅 読み:カシワモチ
とは、
『柏の葉で包んだ餅菓子』
概要
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柏餅とは、あんこを入れた餅を柏の葉で包んだ和菓子で、主に5月5日の端午の節句に食べられる。
中身の餡には、こしあん・粒あん・味噌あんなどがあり、地域によって好まれる種類が異なる。
柏の葉は食べずに香りを楽しむもので、葉が乾燥を防ぐ役割も果たしている。
背景・文化的意味
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柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」「子孫繁栄」の象徴とされ、縁起物とされてきた。
江戸時代に武家の間で縁起をかついで食べられるようになり、やがて庶民にも広がった。
関東を中心に食べられてきたが、現在では全国的に親しまれている。
語源
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柏餅は、「柏の葉で包んだ餅」であることからこの名がついた。柏の葉が縁起の良いものとされたため、葉を使ったことに意味があるとされる。