Lithium (リチウム)

lithium 読み:りちうむ
とは、

概要

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リチウムは、原子番号3のアルカリ金属元素で、銀白色の柔らかい金属として知られる。

非常に軽く、化学的に活性で空気や水と反応しやすい性質を持つ。

天然では主に鉱石(スポジュメンなど)や塩湖の塩水に含まれる形で産出する。

軽さや電気的特性を生かして、リチウムイオン電池合金、医薬品(気分安定剤)などさまざまな用途に利用されている。

語源

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ギリシャ語の lithos「石」に由来し、石の中から発見されたことにちなむ名前。1817年にスウェーデンの化学者アルフェドソンによって鉱石中から発見されたことに由来する。

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リチウムイオン電池

リチウムイオン電池 (りちうむいおんでんち)

リチウムイオン電池 読み:リチウムイオンデンチ
とは、

概要

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リチウムイオン電池は、充電して繰り返し使える二次電池の一種。

正極と負極の間でリチウムイオンが移動することで電気エネルギーを蓄えたり放出したりする。

軽量で高エネルギー密度を持ち、スマートフォン、ノートパソコン、電気自動車など多くの電子機器や産業用途で使われている。

充電や高温での取り扱いには注意が必要で、安全性向上のための制御回路や保護機構が組み込まれることが多い。

語源

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リチウムイオン」は、電池内で電荷の移動に関わるリチウムの陽イオン(Li⁺)を意味する言葉に由来する。英語では lithium-ion battery(リチウムアイオンバッテリー) と呼ばれ、日本語ではこれを音訳して「リチウムイオン電池」と呼ばれるようになった。

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リチウム

イオン

二次電池

マンガン乾電池 (まんがんかんでんち)

マンガン乾電池 読み:マンガンカンデンチ
とは、

概要

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マンガン乾電池は、正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛を使い、電解液に酸性の塩化アンモニウムや塩化亜鉛水溶液を用いた一次電池の一種。

電圧は1.5ボルトで、比較的安価で製造されるため、リモコンや時計などの低消費電力機器に広く使われている。

容量や放電特性はアルカリ乾電池に劣るが、軽い負荷の連続使用に適している。

酸性の電解液を使うため、長期間の保存では液漏れのリスクが高い。

語源

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マンガン」は正極に使われる二酸化マンガンから来ている。

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マンガン

乾電池

アルカリ乾電池

アルカリ乾電池 (あるかりかんでんち)

アルカリマンガン乾電池 読み:あるかりまんがんかんでんち
アルカリ乾電池 読み:あるかりかんでんち
とは、

概要

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アルカリ乾電池は、電解液に水酸化カリウムなどのアルカリ性水溶液を用いた一次電池で、一般家庭や工業用途で広く使われている。

正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛を使い、容量が大きく電圧が安定していることが特徴。
主にデジタル機器や電流を多く必要とする機器に適している。

JIS規格での正式名称は「アルカリマンガン乾電池」であり、これが正式な呼び方とされている。ただし、一般には「アルカリ乾電池」と呼ばれることが多い。

マンガン乾電池とは電解液や性能が異なり、別の種類の乾電池である。

語源

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アルカリ」はアルカリ性の電解液(水酸化カリウム)を意味する。

アルカリマンガン乾電池」は、正極に使われる二酸化マンガンの成分に由来する正式名称であり、JIS規格で定められている。

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電解液

アルカリ

乾電池

マンガン乾電池

Alkali (アルカリ)

オランダ語:alkali 読み:アルカリ
とは、

概要

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アルカリは、水に溶けたときに塩基性(pHが高く、酸を中和する性質)を示す物質、またはその性質のことを指す。

代表的なものに水酸化ナトリウムや水酸化カリウムがあり、これらは石鹸の製造や洗浄剤、工業用途で広く使われる。

アルカリ性の溶液はヌルヌルした感触があり、酸とは反対の性質を持つ。

語源

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アラビア語 al-qaly「灰」に由来し、植物灰の中のアルカリ性物質がその名の起源とされる。ヨーロッパ諸語を経て化学用語として日本語に入った。

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