政治

総務省 (そうむしょう)

総務省 読み:ソウムショウ
とは、

概要

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総務省は、日本の中央省庁の一つで、地方自治、行政管理、統計、選挙、消防、情報通信など、幅広い分野を所管する役所。

行政の効率化や地方と中央の連携、情報通信政策の推進など、政府全体の運営基盤を支える役割を担う。

地方自治体の支援、マイナンバー制度の管理、インターネットや放送の監督、災害時の通信インフラ確保なども含まれる。

起源・語源

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総務省は、2001年の「中央省庁等改革」によって、複数の組織(自治省、郵政省、総務庁など)を統合する形で新設された。「総務」は「全体をまとめる仕事」や「組織横断的な管理業務」を意味し、政府全体の調整・支援を行う性格を示している。現代の行政機構において、横断的な政策調整を担う中枢的役割を果たしている。

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中央省庁

参議院一人区 (さんぎいんいちにんく)

参議院一人区 読み:サンギインイチニンク
とは、

概要

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参議院一人区とは、日本の国政選挙である参議院議員通常選挙において、1つの選挙区から1人だけが当選する区のこと。

選挙区の中でも少数派だが、当落が接戦になることが多く、選挙全体の行方を左右する重要区として注目されやすい。

政党間の争いが激しく、候補者調整や票の集約が勝敗を分ける。

定数が2人以上の「複数区」との対比で使われる用語で、選挙分析や報道でよく用いられる。

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参議院

選挙区

一人区

一人区 (いちにんく)

一人区 読み:イチニンク
とは、

概要

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一人区とは、選挙で1人だけを選出する仕組みの選挙区を指す言葉。
特に国政選挙の参議院選挙や地方議会選挙などで使われる。

各一人区では最多得票を得た候補者1人のみが当選するため、少数票の切り捨てが大きく、与野党が競り合いやすい接戦区となることが多い。

複数人を選ぶ「複数区(複数人区)」と対比される語。

語源

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一人」は「ひとり」、すなわち当選者が一人であることを意味し、「」は選挙における選挙区(地域的な区分)を指す。

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選挙区

民主主義 (みんしゅしゅぎ)

民主主義 読み:ミンシュシュギ
Democracy 読み:デモクラシー
とは、

概要

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民主主義とは、国民一人ひとりが政治に参加し、社会のルールや方針を自ら決定していくべきだとする考え方や政治体制のこと。

代表的な形式には、国民が直接意思を示す「直接民主制」と、選ばれた代表者を通じて意思を反映する「間接民主制(代表制)」がある。

自由な選挙、言論の自由、多数決の原則、少数意見の尊重などが重視され、権力が特定の人物や集団に集中しないような仕組みが整えられる。

現代の多くの国家はこの民主主義に基づいた政治体制を採用している。

語源

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民主」は「民(国民)が主(主人公)」という意味で、「主義」は一定の思想や立場を表す語。
英語 democracy の訳語で、これはギリシャ語 demos「民衆」kratos「権力、支配」に由来する。
19世紀以降、西洋の政治思想を日本語に翻訳する中で定着した表現。

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下院 (かいん)

下院 読み:カイン
とは、

概要

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下院とは、二院制の議会において上院と並立する議院の一つで、国民からの直接選挙によって選ばれることが多く、立法過程の主導的役割を担うとされる。

一般に下院は任期が短く、議員数も多く、選出も比較的広範囲の民意に基づくため、国民の意思をより反映する機関と位置づけられる。

多くの国では予算案の提出権が下院にあるなど、実務的な権限が強い場合も多い。
日本では衆議院、アメリカでは下院(House of Representatives)、イギリスでは庶民院(House of Commons)がこれに該当する。

下院」という名称は上下関係を意味するものではなく、制度上の呼称として用いられている。

語源

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」は位置や序列の下方を表すが、制度上の上下関係を示すものではない。
下院」は、英語の「Lower House」やフランス語の「Chambre basse」などの訳語として、明治期に導入された言葉。
上院と対になる形で命名され、議会制度の翻訳語として定着した。

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上院