生物学

澱粉 (でんぷん)

澱粉/でん粉/デンプン 読み:でんぷん
とは、

概要

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澱粉とは、植物が光合成によって作り出す多糖類(炭水化物)で、ブドウ糖が多数つながってできている。

ジャガイモ、米、小麦、トウモロコシなどに多く含まれ、人間や動物が摂取することでエネルギー源となる。

水に溶けにくいが、加熱すると糊状になり、食品のとろみや粘り気の元になる。

消化酵素アミラーゼによって体内で分解され、ブドウ糖として吸収される。

語源

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「液体の底にたまる沈殿物」「こな」で、水にさらした穀物から沈殿した白い粉(澱粉)を意味する。

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アミラーゼ

Amylase (アミラーゼ)

amylase 読み:あみらーぜ
とは、

概要

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アミラーゼとは、主に唾液や膵液に含まれる酵素で、でんぷんなどの多糖類を分解して糖にする働きを持つ。

特に唾液に含まれる「唾液アミラーゼ」は、食べ物を咀嚼することで分泌が促され、消化の初期段階で重要な役割を果たす。よく噛むことで唾液とアミラーゼの量が増え、でんぷんの分解がスムーズになり、消化吸収を助ける。

人間の体内には唾液アミラーゼと膵アミラーゼがある。

語源

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ギリシャ語の amylon「でんぷん」に、-ase「酵素を表す接尾辞」がついたもの。

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酵素

マリモ (まりも)

マリモ/毬藻 読み:まりも
とは、

概要

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マリモは、湖の底などに生息する淡水性の緑藻の一種で、特に球状に成長することで知られている。

藻の集合体が水流によって回転しながら成長し、自然に丸い形を作る。

日本では北海道の阿寒湖のマリモが有名で、国の特別天然記念物に指定されている。

語源

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「まるいもの」という意味で、球状の藻を意味する。

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淡水

緑藻

藻類 (そうるい)

藻類 読み:ソウルイ
とは、

概要

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藻類は、海や淡水などの水中を中心に生息し、多くは光合成を行って生きている。ただし、一部には光合成をせずに他の生物を捕食するものも存在する。

単細胞の微細なものから、コンブワカメのような大型のものまで幅広く、緑藻・紅藻・褐藻・珪藻などに分類される。

植物とは異なり、根・茎・葉の区別がないものが多い。

語源

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「水中に生える植物」という意味から。

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コンブ

ワカメ

緑藻植物 (りょくそうしょくぶつ)

緑藻植物 読み:リョクソウショクブツ
緑藻 読み:リョクソウ
とは、

概要

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緑藻は、葉緑体を持ち光合成を行う藻類の一群で、淡水や海水などさまざまな環境に生息する。

単細胞から多細胞のものまで幅広く、クロレラやアオサなどが代表的。植

物の祖先とされるグループでもあり、光合成によって酸素を放出する重要な存在。

語源

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「みどり」「水中に生える植物」という意味から。

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藻類