生物学
甘草 (かんぞう)
錦鯉 (にしきごい)
錦鯉 読み:ニシキゴイ
とは、
『観賞用に品種改良された鯉』
概要
詳細≫
錦鯉とは、体に赤・白・黒・黄・青などの色彩や独特の模様を持つ鯉で、観賞目的で品種改良されたもの。
元々は、新潟県を中心とした農村地帯で、食用の真鯉や緋鯉などから偶然生まれた色変わりの鯉を選別・交配して育てたことが始まり。
江戸時代後期から明治にかけて改良が進み、今日見られるような多様な色や模様が完成した。
品種改良の例として、紅白の「紅白」や、黒・赤・白の「大正三色」などが有名で、これらは観賞用として特に人気がある。
錦鯉は日本国内外で高い人気を誇り、「泳ぐ宝石」とも称され、国際的な品評会でも評価される観賞魚となっている。
語源
詳細≫
「錦」は、華やかで美しい織物や色彩を指す言葉で、色とりどりの模様を持つ鯉にぴったりな名称として使われるようになった。
関連記事
緋鯉 (ひごい)
緋鯉 読み:ヒゴイ
とは、
『赤い鯉』
概要
詳細≫
緋鯉とは、赤い体色を持つ鯉の一種で、観賞用として広く親しまれている。
緋鯉の体色は真紅に近いものから、赤黄色、斑紋のあるものまで多様に存在する。
このような変わり鯉は、後に観賞魚としての錦鯉の基礎となり、江戸時代以降の品種改良によって現在の錦鯉が生まれた。
つまり、緋鯉は錦鯉の原種のひとつともいえる存在である。
また、端午の節句に飾られる「鯉のぼり」においては、赤い鯉は「緋鯉」と呼ばれ、母親を象徴するものとして位置づけられている。
語源
詳細≫
語源
「緋」は、古語で鮮やかな赤色や朱色を指す語であり、「緋鯉」はその体色に由来して名づけられている。