生物学
珪藻 (けいそう)
珪藻 読み:ケイソウ
とは、
『ケイ素を主成分とする殻を持つ単細胞の藻類』
概要
珪藻とは、水中に生息する単細胞の藻類の一種で、植物プランクトンとして広く知られる生物である。
珪藻の最大の特徴は、ケイ素を主成分とする硬い殻を持つことである。この殻には非常に細かい模様や孔があり、種ごとに異なる形状を示す。珪藻は光合成を行い、水中の生態系において酸素の供給や食物連鎖の基盤として重要な役割を担っている。
海水、淡水、湿った土壌など幅広い環境に生息しており、種類も非常に多い。死後に殻が長い年月をかけて堆積すると、珪藻土の主成分となる。
語源
詳細≫
珪は「ケイ素」、藻は「藻類」を意味する。つまり珪藻は「ケイ素を主成分とする殻を持つ藻類」を意味し、生物の特徴をそのまま表した名称である。
関連記事
粘菌 (ねんきん)
粘菌 読み:ネンキン
とは、
『単細胞を基本としながら、生活環に応じて集合や融合を行い、子実体を形成する生物群』
概要
詳細≫
粘菌は、主に森林の朽ち木や落ち葉の上などに見られる微小な生物の総称で、植物・動物・菌類のいずれにも完全には属さない独特な存在として扱われてきた。
粘菌には性質の大きく異なる二つのタイプが含まれる。
一つは変形菌(真正粘菌)で、普段は単細胞が融合した巨大な多核体として振る舞い、条件が整うと色鮮やかな子実体を形成する。
もう一つは細胞性粘菌で、通常は個々に生活する単細胞のアメーバだが、餌が不足すると多数が集合し、多細胞生物のような構造体を作る。
このように、粘菌は単細胞と多細胞の境界に位置する生き方を示す生物として、生物進化の研究対象としても重視されている。
語源
詳細≫
粘「ねばる、粘り気がある」菌「微小な生物」を意味し、体が粘液状である特徴から名付けられた語。
菌と付くが、必ずしも真の菌類を指す名称ではなく、外見的特徴に基づく呼称である。
関連記事
画像:Philippe Garcelon(CC BY-SA 2.0)
出典元はこちら
Tarragon (タラゴン)
tarragon 読み:たらごん
とは、
『爽やかな香りとほのかな苦味をもつ香草』
概要
詳細≫
タラゴンは、料理の香り付けに用いられる代表的なハーブの一つで、特にフランス料理で重宝される。
甘さとスパイシーさが混ざった独特の香りをもち、鶏肉、魚、卵料理、ソースなどと相性が良い。
生と乾燥では香りの立ち方が異なり、生の方が繊細で清涼感のある風味を楽しめる。
料理全体を引き締め、上品な後味を与える役割を担う香草である。
語源
詳細≫
フランス語 estragon に由来する語で、さらに遡ると中世ラテン語 dracunculus「小さな竜」 に由来するとされる。
根が絡み合う姿が竜や蛇を連想させたことから名付けられたといわれ、この語形がフランス語を経て英語 tarragon として定着した。
同義語
関連記事
伽羅木 (きゃらぼく)
伽羅木 読み:キャラボク
とは、
『イチイ科イチイ属の常緑針葉樹』
概要
詳細≫
伽羅木はイチイ科に属する常緑低木で、主に日本の高山帯に自生する。
樹高は低く、地をはうように広がる特徴がある。
葉は細長く硬く、針状をしており、寒冷地でも緑を保つことができる。
観賞用や庭園樹として植えられることもある。
語源
詳細≫
伽羅木の木材には特有の香りがあり、それが最高級の香木「伽羅」に似ているとされたことから「伽羅木」と名づけられたという説がある。
また、実際には伽羅ほど強い芳香を持たないため、希少性や雰囲気にちなんで雅語的に「伽羅」の字があてられたとする説もある。
つまり「伽羅木」という名は、香りの連想や象徴的な意味づけから生まれた呼称である。

