歴史

Nazis (ナチス)

Nazi 読み:ナチ
複数形:Nazis 読み:ナチス
とは、

概要

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Naziとは、1930年代から1940年代にかけてドイツで政権を握った「国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)」の党員、またはその思想に賛同する者を指す語。

この政党は、強い国家主義、指導者原理、反共産主義、反ユダヤ的傾向、民族の統一を重視する政策などを掲げていた。

現代では、歴史的なナチ党員に限らず、同様の政治的立場や思想を持つ人物を指して用いられることもある。

単数形が「Nazi」、複数形が「Nazis」。

語源

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ドイツ語 Nationalsozialist「国家社会主義者」の略称「Nazi」に由来する。
この語は当時のドイツ国内で既に略称として使われており、後に英語にも取り入れられて定着した。

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国家社会主義ドイツ労働者党

社会主義

海外興業 (かいがいこうぎょう)

海外興業株式会社 読み:カイガイコウギョウカブシキガイシャ
海外興業 読み:カイガイコウギョウ
とは、

概要

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海外興業株式会社は、1917年(大正6年)に設立された半官半民の移民斡旋会社。主にブラジル、ペルー、メキシコなどの中南米諸国への日本人移民の募集、渡航手配、契約管理、移住後の支援などを行った。

日本政府の移民政策の一環として重要な役割を果たし、多くの日本人がこの会社を通じて海外に移住したが、移住先での労働環境は過酷で、移民からの不満や苦情も多かった。
特に戦前の移民政策では、農村の過剰人口や経済的困窮を背景に、「余剰人口の処理」的な性格が強く、海外興業もその中で人を“送り出す”役割を果たしていた。

戦後の移民政策の転換とともに活動を停止し、1950年代には実質的に解散された。

語源

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社名は「海外における産業・経済活動(=興業)」を推進するという意味からつけられた。
移民」だけでなく、将来的には海外における農業・商業・工業の展開も視野に入れていたことが背景にある。

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移民

Pithecanthropus erectus (ピテカントロプスエレクトス)

pithecanthropus erectus 読み:ぴてかんとろぷすえれくとす
ジャワ原人 読み:じゃわげんじん
とは、

概要

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ピテカントロプス・エレクトス は、19世紀末にオランダ人医師・人類学者のユージン・デュボアがジャワ島(現在のインドネシア)で発見した化石人類に付けた学名である。
発見当初は「猿(ピテコス)と人(アントロポス)の中間的存在」とされ、大きな注目を集めた。

その後の研究により、この化石人類はホモ属に属する初期の原人であると判断され、現在では「ホモ・エレクトス」という分類名が一般に用いられている。
つまり、ピテカントロプス・エレクトス は 現在のホモ・エレクトスの古い呼称であり、特に「ジャワ原人」を指す際に使われていた。

語源

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Pithecanthropus」は、ギリシャ語の「猿(ピテコス)」と「人間(アントロポス)」を組み合わせた言葉で、「猿人間」という意味になる。
erectus」はラテン語で「直立した」を意味し、全体として「直立する猿人間」という意味を持つ名前である。

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ホモ・エレクトス

Homo erectus (ホモエレクトス)

Homo erectus 読み:ほもえれくとす
とは、

概要

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ホモ・エレクトスとは、およそ190万年前から数十万年前にかけて生存していた化石人類で、ラテン語で「直立する人」を意味する。アフリカで出現し、その後アジアやヨーロッパへ広く拡散した。
火の使用や簡単な石器の製作、集団での狩猟などの高度な行動が見られ、ホモ・サピエンス(現生人類)の直接の祖先とされている。

代表的な化石としては、ジャワ原人や北京原人があり、これらはいずれもホモ・エレクトスに分類される。

なお、ホモ属(Homo)に分類される以前は、「ピテカントロプス・エレクトス(Pithecanthropus erectus)」と呼ばれていたが、後に分類が見直されて現在の名称となった。

語源

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ラテン語の homo「人間」erectus「直立した」の意味。つまり「直立した人間」を意味し、直立二足歩行を特徴とする点に由来する

同義語

ホモ・エレクトゥス (ほもえれくとぅす)

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楽市楽座 (らくいちらくざ)

楽市楽座 読み:ラクイチラクザ
とは、

概要

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楽市楽座とは、市場(市)や営業場所(座)での取引を自由にする政策で、特定の商人や職人の特権を廃止し、誰でも商売できるようにした制度。主に戦国大名経済を活性化させるために行った。

楽市」は市場の出入りを自由にし、「楽座」はそれまでの既得権益だった座(同業組合のようなもの)を撤廃したことを指す。商売の自由化により、人やモノの流れが活発になり、城下町の発展にもつながった。

背景と目的

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戦国時代、大名たちは自国の経済基盤を強くするために楽市楽座を導入した。

これにより、商人を呼び寄せ、税収を増やし、城下町を繁栄させることが狙いだった。

有名な例

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織田信長が1567年、美濃国(岐阜)の市場で楽市令を出したのが代表例。

豊臣秀吉や徳川家康も、支配下の都市で同様の政策を実施した。

語源

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楽市「自由な市場」楽座「制限のない営業活動」という意味から。「楽」は「免除する」「自由にする」という意味を持ち、従来の税や営業制限をなくすことを表している。

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政策