Homo erectus 読み:ほもえれくとす
とは、
『原人の一種で、現生人類の直接の祖先とされる旧石器時代の人類』
概要
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ホモ・エレクトスとは、およそ190万年前から数十万年前にかけて生存していた化石人類で、ラテン語で「直立する人」を意味する。アフリカで出現し、その後アジアやヨーロッパへ広く拡散した。
火の使用や簡単な石器の製作、集団での狩猟などの高度な行動が見られ、ホモ・サピエンス(現生人類)の直接の祖先とされている。
代表的な化石としては、ジャワ原人や北京原人があり、これらはいずれもホモ・エレクトスに分類される。
なお、ホモ属(Homo)に分類される以前は、「ピテカントロプス・エレクトス(Pithecanthropus erectus)」と呼ばれていたが、後に分類が見直されて現在の名称となった。
語源
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ラテン語の homo「人間」erectus「直立した」の意味。つまり「直立した人間」を意味し、直立二足歩行を特徴とする点に由来する