歴史

孔子 (こうし/くじ)

孔子 読み:コウシ/クジ
とは、

概要

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孔子は、春秋時代の中国に生きた思想家。

本名は「孔丘(こうきゅう)」とされ、尊称として「孔子」と呼ばれる。

仁(じん:思いやり)や礼(れい:秩序と節度)を重んじ、人として守るべき道を説いた。
その思想は後に体系化され「儒教(じゅきょう)」として広まり、東アジアの政治や道徳観に大きな影響を与え続けてきた。

弟子たちとの対話を記録した『論語』は、彼の教えを伝える最も重要な文献として知られる。

語源

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」は姓を表す。「」は尊称で「先生」「師」を意味する。
つまり「孔子」とは「孔という姓の高名な先生」という意味になる。

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論語

陣笠 (じんがさ)

陣笠 読み:ジンガサ
とは、

概要

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陣笠は、室町時代以降の戦場で、足軽などの下級兵が身につけた簡易な防具。

木・竹・皮などの素材で作られ、兜より軽量で安価なため、大量に用いられた。

語源

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語源
「戦場・軍勢の構え」「」「頭にかぶるもの」という意味から。
つまり「陣笠」は「陣を敷いた兵士がかぶる笠」を表す言葉。

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水滸伝 (すいこでん)

水滸伝 読み:スイコデン
とは、

概要

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水滸伝は、中国の明代に成立したとされる長編小説で、梁山泊に集結した108人の豪傑たちが、腐敗した官僚や不正に立ち向かいながら活躍する物語を描く。

義侠心や友情、反乱と秩序のせめぎ合いを主題にし、中国文学における「英雄叙事」の代表作とされる。

元の講談や民間伝承をもとに構築され、数多くの異本や翻案が存在し、日本でも江戸時代から読み継がれている。

語源

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水滸」は「水辺のほとり」を意味し、梁山泊のような湖沼地帯を指す。
」は「物語」や「伝記」を表す。つまり「水滸伝」は「水辺に集った者たちの物語」という意味から名付けられた。

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キューバ危機 (きゅーばきき)

Cuban Missile Crisis 読み:キューバンミサイルクライシス
キューバ危機 読み:キューバキキ
とは、

概要

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キューバ危機は、1962年10月に発生した冷戦期最大の対立事件。

ソ連がキューバに核ミサイルを配備しようとしたことで、アメリカは海上封鎖を実施し、米ソ間に緊張が走った。

核兵器の使用が現実味を帯びたことで、人類史上最も危険な瞬間のひとつとされる。

最終的にソ連がミサイル撤去に同意し、アメリカがトルコに設置していた核ミサイルの撤去を裏で約束することで事態は収束した。

語源

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Cuban」「キューバの」Missile「ミサイル」Crisis「危機」という意味から。
つまり「Cuban Missile Crisis」は「キューバをめぐるミサイルを原因とした危機」という意味になる。

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crisis

GHQ (ジーエイチキュー)

GHQ 読み:ジーエイチキュー
General Headquarters, Supreme Commander for the Allied Powers 読み:ジェネラルヘッドクォーターズ、シュープリームコマンダーフォージアライドパワーズ
連合国軍最高司令官総司令部 読み:れんごうこくぐんさいこうしれいかんそうしれいぶ
とは、

概要

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GHQとは、第二次世界大戦後の日本を占領・統治するために設置された連合国軍の総司令部である。

連合国軍最高司令官(Supreme Commander for the Allied Powers, 略称SCAP)が指揮を執り、日本の行政政策・社会制度の改革を監督した機関である。

組織としてのGHQと、その指揮を担う最高司令官(SCAP)は密接に関連しており、GHQ政策行政の実行機関として機能し、SCAPがその最高指揮権を持つ。

日本政府は名目的には存続していたが、実質的な最高権限はGHQが握っていた

GHQは占領期間中、憲法改正、労働・教育制度の改革、財閥解体など幅広い政策を実施した。

語源

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GHQは英語 General Headquarters, Supreme Commander for the Allied Powers の略であり、直訳すると「連合国最高司令官総司令部」を意味する。

略称SCAPは Supreme Commander for the Allied Powers の頭文字から作られ、日本国内では慣用的に「スキャプ」と呼ばれる。

同義語

The Supreme Commander for the Allied Powers

SCAP (スキャプ/エスシーエーピー)

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