生物学

緋鯉 (ひごい)

緋鯉 読み:ヒゴイ
とは、

概要

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緋鯉とは、赤い体色を持つ鯉の一種で、観賞用として広く親しまれている。
緋鯉の体色は真紅に近いものから、赤黄色、斑紋のあるものまで多様に存在する。

このような変わり鯉は、後に観賞魚としての錦鯉の基礎となり、江戸時代以降の品種改良によって現在の錦鯉が生まれた。
つまり、緋鯉錦鯉の原種のひとつともいえる存在である。

また、端午の節句に飾られる「鯉のぼり」においては、赤い鯉は「緋鯉」と呼ばれ、母親を象徴するものとして位置づけられている。

語源

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語源
」は、古語で鮮やかな赤色や朱色を指す語であり、「緋鯉」はその体色に由来して名づけられている。

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錦鯉

鯉のぼり

真鯉 (まごい)

真鯉 読み:マゴイ
とは、

概要

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真鯉とは、黒い体色を持つ鯉の一種で、自然界における鯉の原種に近い存在。
観賞用・食用として古くから日本で親しまれてきた。

また、端午の節句で用いられる「鯉のぼり」の中で、黒色の鯉は「真鯉」と呼ばれ、一般的に父親を象徴する存在とされている。

語源

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」は「本来の」を意味し、品種改良されていない自然な姿の鯉を指す。

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鯉のぼり

Oxytocin (オキシトシン)

oxytocin 読み:おきしとしん
とは、

概要

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オキシトシンとは、脳の視床下部でつくられ、下垂体後葉から分泌されるホルモンの一種である。

人とのスキンシップや信頼関係、愛情のやり取りなどによって分泌され、「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれる。

分泌されると、ストレスを軽減し、心を落ち着かせるほか、傷の治りを早める、炎症を抑えるなどの作用がある。

また、他人への共感や信頼を高め、人間関係を円滑にする働きもある。

語源

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ギリシャ語の oxys「早い」tokos「出産」に由来し、「早く出産をもたらすもの」という意味。元々は出産時に子宮を収縮させるホルモンとして発見された。

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ホルモン

芦毛 (あしげ)

芦毛/葦毛 読み:アシゲ
とは、

概要

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芦毛とは、馬の毛色の分類のひとつで、白っぽい体毛に黒や褐色の毛が混じる特徴を持つ。

生まれたときは灰色や黒っぽい色をしていることが多いが、年齢とともに徐々に白くなっていくのが一般的。

完全に白くなる個体もあるが、純白ではなく、わずかに黒や灰色の毛が混ざるため、いわゆる「白馬」とは異なる。

語源

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芦毛」は、葦の穂が白っぽく見えることに由来する。葦の穂が白灰色に見えることから、似たような色合いの馬の毛色を「芦毛」と呼ぶようになった。つまり、「」は色のイメージとして使われており、実際に葦と関係があるわけではなく、白っぽくて灰色がかった色を象徴する言葉として使われた。

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灰白色

澱粉 (でんぷん)

澱粉/でん粉/デンプン 読み:でんぷん
とは、

概要

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澱粉とは、植物が光合成によって作り出す多糖類(炭水化物)で、ブドウ糖が多数つながってできている。

ジャガイモ、米、小麦、トウモロコシなどに多く含まれ、人間や動物が摂取することでエネルギー源となる。

水に溶けにくいが、加熱すると糊状になり、食品のとろみや粘り気の元になる。

消化酵素アミラーゼによって体内で分解され、ブドウ糖として吸収される。

語源

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「液体の底にたまる沈殿物」「こな」で、水にさらした穀物から沈殿した白い粉(澱粉)を意味する。

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アミラーゼ