生物学
腸内フローラ (ちょうないふろーら)
腸内フローラ 読み:チョウナイフローラ
とは、
『腸内に生息する多種多様な細菌群』
概要
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腸内フローラとは、腸内に生息する数百種類、数兆個の細菌の集まりを指す。
これらの細菌は消化や免疫機能、栄養の吸収に重要な役割を果たしており、善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)と悪玉菌、さらには中立的な細菌が共存している。
腸内フローラのバランスが崩れると、消化不良や免疫力の低下、便通の問題などが生じることがある。
食生活や生活習慣が腸内フローラに影響を与えるため、健康を維持するためには腸内環境を整えることが重要。
語源
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ラテン語で flora「植物群」という意味で、腸内に広がる細菌群が植物のように広がっていることに由来している。
同義語
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ビフィズス菌 (びふぃずすきん)
Bifidobacterium 読み:ビフィドバクテリウ
ビフィズス菌 読み:ビフィズスキン
とは、
『腸内で有益な働きをする乳酸菌の一種』
概要
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ビフィズス菌とは、腸内で有益な乳酸菌の一種で、特に大腸に多く存在し、腸内環境を整える働きを持つ。
腸内で有害な細菌の抑制や、免疫機能の強化、便通の改善に役立つとされる。
ビフィズス菌は腸内で乳酸や酢酸を生成し、腸内を酸性に保つことで有害菌の抑制にも寄与する。
ヨーグルトや発酵食品に多く含まれ、サプリメントとしても摂取できる。
語源
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「ビフィズス」は、ラテン語の bifidus「分岐する」に由来し、この細菌がY字型に分岐した形をしていることから名付けられた。
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善玉菌 (ぜんだまきん)
勿忘草 (わすれなぐさ)
勿忘草/忘れな草/ワスレナグサ 読み:わすれなぐさ
学名:Myosotis scorpioides 読み:ミオソティススコルピオイデス
とは、
『青や紫の小さな花を咲かせる植物』
概要
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勿忘草とは、ムラサキ科に属する植物で、小さな青や紫の花を咲かせる。
ヨーロッパ原産で、花言葉は「私を忘れないで」。
湿地や川辺に生えることが多い。観賞用としても栽培される。
語源
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ドイツ語の Vergissmeinnicht「私を忘れないで」)に由来する。中世ヨーロッパの伝説で、騎士が恋人のためにこの花を摘もうとした際、川に落ちて流される直前に「私を忘れないで」と叫んだことから、この名がついたとされる。この言葉が漢字に訳され「勿忘草」となった。