工学

Dolby Surround (ドルビーサラウンド)

Dolby Surround 読み:どるびーさらうんど
とは、

概要

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Dolby Surroundとは、アメリカの音響技術会社ドルビーが開発した音響方式で、2チャンネルのステレオ音声信号から前方・後方・左右の複数のスピーカーを使い、立体的な音場を再現する方法である。

映画館や家庭用映像機器で利用され、音の方向性や臨場感を高めることができる。

ステレオ音声の限られた情報から、サラウンド感を擬似的に作り出す「エンコード/デコード」方式が特徴である。

語源

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Dolby」は開発した企業名に由来し、「Surround」は「周囲、囲む」という意味から、音が聴者を取り囲むことを示して名付けられた。

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重錘 (じゅうすい)

重錘 読み:ジュウスイ
とは、

概要

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重錘とは、重さを利用して力を伝えたり、機械の作動を助けたりするための重りを指す。

建設現場や測定器具、機械装置などで用いられることが多い。

特に杭打ち機やクレーンなどの装置において、落下や吊り上げの力を発生させる目的で使用されることがある。

日常生活では天秤や測定器具の重りとしても使われる。

語源

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「おもい」「おもり」という漢字の組み合わせで、「重いおもり」を意味する。日常的な重量物から機械装置に用いる特殊な重りまで広く指す。

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Hi8 (ハイエイト)

Hi8 読み:はいえいと
とは、

概要

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Hi8は、1989年に登場した8mmビデオカセット規格の改良版で、標準8mm(Video8)に比べて映像解像度や色再現性が向上した。

家庭用ビデオカメラ向けに開発され、特にアナログ時代の高画質録画を求めるユーザーに支持された。

Hi8のカセットはVideo8と互換性があり、Hi8カメラでの撮影映像は専用再生機や一部のHi8対応機で再生可能である。

後継のDigital8が登場するまで、Hi8は8mmテープ市場における高画質規格として普及した。

語源

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Hi8は「High-Band 8mm」の略称で、標準8mmビデオより高い周波数帯(高帯域)で信号を記録することから「Hi」と名付けられた。
8mmテープの規格名「8」と組み合わせてHi8と呼ばれる。

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画像:Bobulous(CC BY-SA 4.0
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VHS-C (ブイエイチエスシー)

VHS-Compact 読み:ビデオホームシステムコンパクト
VHS-C 読み:ブイエイチエスシー
とは、

概要

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VHS-Cは、VHSの録画方式を維持しつつ、テープカセットを小型化した規格である。

1980年代後半に家庭用ビデオ市場向けに登場し、特にポータブルビデオカメラでの利用を想定して開発された。再生にはアダプターを用いて通常のVHSデッキで再生可能であり、VHSの互換性を保ちながら持ち運びやすいサイズを実現した。

VHS-Cはコンパクトカセット市場で一定のシェアを持ったが、長時間録画の制約や後発の8mmビデオ規格の登場により次第に使われなくなった。

語源

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VHS-Cは「VHS Compact」の略称で、標準VHSの録画方式を踏襲しつつ、カセットサイズを小型化したことを示す名称である。

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VHS

画像:Максим Кораблёв(CC BY-SA 3.0
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ベータマックス (べーたまっくす)

ベータマックス/βマックス/Betamax 読み:べーたまっくす
とは、

概要

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ベータマックスは、1975年にソニーが発表した家庭用ビデオテープ規格で、主にカセットテープに映像と音声を記録する方式を指す。

VHSと同時期に市場に登場し、映像記録の精度が高く、テープのコンパクトさでも優れていたが、録画時間の短さやソフト供給量の少なさから、最終的にはVHSに市場シェアを奪われた。

ベータマックスは1980年代を通じて一部の家庭や業務用で使われ続けたが、1990年代にはほぼ姿を消した。

語源

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ベータマックス」という名称は、映像信号をテープに記録する際にトラック間の隙間を設けず信号を詰め込む独自技術(アジマス記録方式)、いわゆる「ベタ書き」方式に由来する「ベータ」と、品質の高さを意味する「マックス(最大・最高)」を組み合わせたものである。

また、カセットを機器に装着した際のテープの形状がギリシャ文字の「β」に似ていることも名称に反映されている。

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