きしめん (キシメン)

きしめん 読み:キシメン
とは、

概要

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きしめんは、日本のうどんの一種で、幅が広くて薄い平打ち麺が特徴。

主に愛知県名古屋市を中心とする地域で親しまれており、のどごしが良く、つるりとした食感が楽しめる。

温かい汁物や冷やしで食べられ、特に鰹節や醤油味の汁と相性が良いとされる。

名古屋の郷土料理の一つであり、家庭でも広く食べられている。

語源

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きしめん」という名の由来については諸説ある。

代表的な説の一つに、中国のお菓子「碁石麺(きしめん)」に由来するというものがある。碁石麺は小麦粉を練って平たく伸ばし、竹筒などで碁石の形に抜いてゆで、きなこをかけたもので、この名前が転じたとされる。

また、「紀州(きしゅう)」から伝わった平打ち麺が語源とする説もある。

いずれも決定的な定説はなく、複数の説が存在する。

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うどん

ひもかわうどん (ヒモカワウドン)

ひもかわうどん 読み:ヒモカワウドン
ひもかわ 読み:ヒモカワ
とは、

概要

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ひもかわうどんは、日本のうどんの一種で、特徴として非常に幅が広く、平たい形状をしている。

主に群馬県や埼玉県北部など関東地方で食べられ、つるりとした食感とのどごしの良さが特徴。
温かい汁物や冷やしで食べられることが多い。

なお、平打ちうどんは日本各地に類似のものがあり、地域ごとに名称が異なる。
代表的なものに愛知県の「きしめん」、岡山県の「しのうどん」、埼玉県鴻巣市の「こうのす川幅うどん」などがある。
地域の郷土料理として親しまれ、店ごとに幅や厚みに違いが見られる。

語源

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ひもかわ」は「紐」のように細長い形と、「皮」のように薄く平たい形を表現した言葉とされる。もともと「ひもかわ」は薄く平たいものの形状を指す語であり、それがこのうどんの名称となったと考えられている。

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うどん

きしめん

側室 (そくしつ)

側室 読み:ソクシツ
とは、

概要

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側室は、日本語の名詞で、主に身分の高い男性が正妻のほかに置いた女性を指す言葉。

と違い、家の存続や家督相続を目的として公的・制度的に認められた存在であることが多い。

武家公家の家で設けられ、側室の子が正妻の子に代わって跡を継ぐこともあった。

現代では制度としての側室は存在せず、歴史用語として用いられる。

例文

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・その大名は正妻のほかに二人の側室を置いていた。

側室の生んだ子が家督を継いだ。

語源

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「そば、かたわら」「妻」を合わせた語で、「正妻の次の身分の妻」の意を表す。中国の家族制度の影響を受け、日本でも古代から側室制度が存在し、特に武家社会で定着したとされる。

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正妻

正妻 (せいさい)

正妻 読み:セイサイ
とは、

概要

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正妻は、日本語の名詞で、正式な婚姻によって認められた本来の妻を指す言葉。

側室やなどの立場の低い配偶女性と区別するために用いられる。
歴史的には一夫多妻的な社会で、家督や財産の相続権を持つ女性を正妻と呼んだ。

現代では一夫一妻制のもと、この語は歴史的・文化的な文脈や比喩的表現で使われることが多い。

語源

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「正式な」「つま」を組み合わせた語で、側室やと区別される正式な妻の意を表す。中国の律令制度や家族制度の影響を受け、日本でも古代から用いられてきた言葉とされる。

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妾 (めかけ)

妾 読み:メカケ
とは、

概要

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は、日本語の名詞で、正式な妻ではないが、男性が生活の面倒を見て、性的関係を持つ女性を指す言葉。

歴史的には、身分の高い男性が複数の女性を養うことが認められていた時代に多く用いられた。

妾は正妻に対して立場が低く、主に側室や愛妾という形で存在した。

現代では使われることが少なく、古風で否定的、または差別的な響きを持つことが多い。

例文

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・彼はを持っていた。

・時代劇では大名のが登場することがある。

語源

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」という字は、女性が立って仕える様子を表した象形文字とする説が有力で、元々「召使いの女性」や「女奴隷」を意味していた。この身分の低さから、自分をへりくだる謙譲語としての用法が派生したとされる。中国では代以降、「」は的に認められた側室の地位を表す正式な用語となり、日本でも平安時代から側室制度とともに定着した。

めかけ」の語源については、古い形「めのと(乳母)」との関連を指摘する説があるほか、「目をかける」からとする民間語源も知られているが、決定的な定説はなく、諸説がある。

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