ひとこと辞書

赤酢とは、酒粕を発酵させて作られる酢で、通常の米酢に比べて色が濃く、風味が豊か。

まろやかな酸味とほのかな甘みがあり、特に江戸前寿司のシャリとして用いられることが多い。

栄養価も高く、アミノ酸やミネラルを豊富に含んでいる。

「赤」は酢の色に由来し、酒粕を原料にすることで自然に赤褐色になることから名付けられた。

酒粕とは、日本酒の醸造過程で米と麹を発酵させた後、液体（清酒）を搾り取った際に残る固形物を指す。

白くてしっとりした質感を持ち、アルコールや栄養分が含まれているため、料理や発酵食品の材料として利用される。

甘酒や粕汁などの家庭料理に使われるほか、調味料や美容製品の原料としても注目される。

粕は「液体をこしたあとに残ったもの」を意味し、酒造りで生じたものを特に「酒粕」と呼ぶようになった。

納会とは、年末に行われる職場や団体の行事で、その年の活動を締めくくるための集まり。

多くの場合、食事や飲み会を通じて親睦を深める場として行われる。

納「しめくくる」会「集まり」で、その年を締めくくるための集会を意味する言葉として使われるようになった。

小晦日とは、大晦日の前日を指す日本の伝統的な言葉。

かつては月の最後の日を「晦日（みそか）」、その前日を「小晦日」と呼んでいた。現代ではあまり一般的ではないが、年末の行事や準備を進める日に使われることがある。

「しょうみそか」や「こみそか」と読むのは誤読。

地場産とは、ある地域や場所で生産された製品や農産物のこと。

地場「その地域や地方」産「つくられたもの」で、「その地域でつくられたもの」という意味から。