頭巾 読み:ズキン
とは、
『頭部を覆うための布製のかぶり物』
概要
詳細≫
頭巾とは、頭や顔の一部を覆うために身につける布状の装身具や防具のこと。
防寒・防塵・装飾・宗教的用途など、目的によって形や素材はさまざま。
語源
詳細≫
頭「頭部」巾「ぬの」で、「頭を覆う布」というう意味から。古くは中国の風習に由来し、日本には奈良〜平安時代に伝わったとされる
頭巾 読み:ズキン
とは、
『頭部を覆うための布製のかぶり物』
頭巾とは、頭や顔の一部を覆うために身につける布状の装身具や防具のこと。
防寒・防塵・装飾・宗教的用途など、目的によって形や素材はさまざま。
頭「頭部」巾「ぬの」で、「頭を覆う布」というう意味から。古くは中国の風習に由来し、日本には奈良〜平安時代に伝わったとされる
公序良俗 読み:コウジョリョウゾク
とは、
「公序良俗」は、「公序」=公共の秩序と、「良俗」=善良な風俗(道徳や慣習)を組み合わせた言葉で、社会全体が守るべき基本的なルールや価値観を指す。
法律や契約、表現行為などの場面で使われることが多く、これに反する行為や契約は、たとえ法に明記されていなくても無効とされることがある。
たとえば、人身売買や極端に不当な契約、著しくわいせつな表現などは「公序良俗に反する」とされ、社会的にも法的にも容認されない。
日本の民法や判例でも頻繁に登場する重要な法的概念。
・公序良俗に反する内容の契約は無効となる。
・表現の自由にも、公序良俗の範囲内という限界がある。
「公序」は「公共の秩序」、「良俗」は「善良な風俗」を意味する熟語で、いずれも漢語に由来する。近代日本の法体系において「公序良俗」という形で法的概念として定着し、明治時代以降の民法や商法などで公式に用いられるようになった。西洋法の「public order and morals(公共の秩序および道徳)」に相当する概念を日本語で表すために成立した表現とされる。
良俗 読み:リョウゾク
とは、
『善良な道徳や習慣』
「良俗」は、「善良な風俗」の略で、社会の中で広く受け入れられている道徳的な価値観や、常識的な生活習慣を指す。
法律に明文化されていなくても、一般的に人々が「当然そうあるべき」と考える倫理観や慣習が含まれる。
「公序良俗」という言い回しで使われることが多く、これは「社会の秩序と善良な道徳」をまとめて表す言葉。
契約や言動がこの「良俗」に反する場合、法律上の効力が認められないこともある。
・その広告は良俗に反するとして放送中止になった。
・良俗を守ることは、自由な社会にとって重要だ。
良「よい」俗「人々の慣習や生活」という意味から。「良俗」は「善良な習慣」や「道徳的に正しい生活様式」を意味する熟語として、漢文訓読の流れで日本語に定着した。
明治以降、特に法的文脈で「公序良俗」という語の一部として多用されるようになった。
公序 読み:コウジョ
とは、
「公序」は、「公の秩序」の略で、社会全体が守るべき基本的なルールや秩序を意味する。
法令、道徳、慣習などを含み、「個人の自由」や「契約の自由」よりも優先されることがある。
たとえば「公序良俗」という形で使われることが多く、「社会の秩序」と「善良な風俗(=道徳的な価値観)」の両方を指す。
法律や契約の分野では、公序に反する内容は無効とされることがあるため、重要な概念となっている。
「公」は「社会全体」や「国家」を意味し、「序」は「秩序」や「整った状態」を表す言葉。中国の古典語に由来し、日本でも律令制の時代から「国家の秩序」や「社会の安定」を表す語として使われてきた。「公序良俗」という熟語は、明治以降の近代法体系の中で定着した表現。
風俗 読み:フウゾク
とは、
『習わし、しきたり』
「風俗」という語は、もともと「人々の暮らしぶりや習慣」「社会全体の生活様式」を意味する。
たとえば「江戸時代の風俗」や「地方の風俗」といった使い方では、その時代・地域に特有の生活のあり方や文化的な慣習を表す。
一方、現代日本では「風俗店」「風俗嬢」などの形で、性産業に関わるサービス業を指す略称としても広く使われている。
この用法では「性風俗(せいふうぞく)」の略と考えられ、文脈に応じて意味が大きく異なるため注意が必要。
「風俗」は、中国語に由来し、「風」は習わし・気風、「俗」は世間の習慣やしきたりを意味する言葉。古くから「世の中の習慣」全般を指す語として使われていた。日本でも漢文訓読の中でこの言葉が導入され、時代や地域の「風習」「生活様式」を指す表現として定着した。
現代の性産業を指す略称としての使い方は、日本における業界用語的な転用で、20世紀以降に定着したものである。