日本語

虚空 (こくう)

虚空 読み:コクウ
とは、

概要

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虚空」とは、物質も形も何も存在しない空間を指す言葉。

日常的には「空虚な空間」「無限に広がる何もない空」などの意味で使われる。

また、仏教では「すべてのものは実体がなく、空である」という教えの中で、「虚空」は物質的制約を超えた広がりや、無限の空間そのものを象徴する語として用いられる。

文学や哲学では、孤独や虚無感を表す比喩として使われることもある。

例文

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・彼は虚空を見つめながら、何かを思い出そうとしていた。

・声は虚空に消え、静寂だけが残った。

語源

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「むなしい、から」「空間」から成る言葉。
つまり「虚空」は「何も満たされていない空間」や「実体のない空間」を意味する。

仏教や哲学など抽象的な文脈で多く使われる漢語。

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空虚

素子 (そし)

素子 読み:ソシ
とは、

概要

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素子」は、電子機器や機械装置などで、特定の機能や役割を持つ最小単位の部品を指す言葉である。

電気回路では抵抗素子やコンデンサ素子などのように、単体で特定の動作を行う部品を示す。

例文

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・この回路には複数の素子が組み込まれている。

・発光素子を使った新しいディスプレイが開発された。

語源

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「もと、基本」「物の名の下に添える語」の組み合わせで、つまり「基本となる部品や単位」を表す言葉。

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畏怖の念 (いふのねん)

畏怖の念 読み:イフノネン
とは、

概要

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畏怖の念」とは、相手や存在に対して「おそれ」と「敬い」の気持ちが入り混じった感情を表す言葉。

単なる恐怖ではなく、力や偉大さ、神聖さを前にして感じる深い尊敬の気持ちを含む。

自然、神仏、偉人、あるいは人智を超えた存在などに対して抱くことが多い。日常的な文脈よりも、やや格式ばった表現として文学や宗教的な文章に用いられる。

例文

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・人々は噴火する山を前に、畏怖の念を抱かずにはいられなかった。

・古代の人々は、自然の力に対して深い畏怖の念を持っていた。

語源

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畏怖「恐れ敬うこと」「心に思う、感じる」という意味から。
つまり「畏怖の念」は「おそれ敬う気持ちを心に強く抱くこと」を表す熟語。文学的・宗教的文脈で使われる漢語的表現。

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畏怖

畏怖 (いふ)

畏怖 読み:イフ
とは、

概要

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畏怖」とは、単なる恐怖ではなく、相手の偉大さや権威を感じて自然に生まれる「恐れと敬意の入り混じった感情」を表す語。

宗教的・道徳的な文脈や、自然現象・偉人などに対しても用いられる。

「恐怖」が身の危険や不安を感じることを指すのに対し、「畏怖」は崇高さに対する敬意を含む点が特徴。

例文

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・神を畏怖する

・人々は自然の力に対して深い畏怖の念を抱いてきた。

語源

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「おそれる、かしこまる」「おそれる、こわがる」という意味から。
つまり「おそれかしこまる心」を表し、古くから宗教的・儀礼的な文脈で使われてきた語。

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畏怖の念

糾合 (きゅうごう)

糾合 読み:キュウゴウ
とは、

概要

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糾合は、ばらばらになっている人々や組織、勢力を呼び集めて結束させ、一つのまとまりにする行為を指す語。

政治運動や社会運動、軍事的な動員、企業や団体内での人員結集など、集団を形成・統率する文脈で使われることが多い。

呼びかけによる自発的な結集を含む一方で、指導者が組織的に動員する意味合いで用いられることもある。

例文

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・各地の同志を糾合して運動を広げる。

・反対勢力を糾合することに成功した。

語源

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「より合わせる」「ひとつにまとめる」から。
つまり「より合わせて一つにする」という意味で成立した漢語。

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