日本語

眷族 (けんぞく)

眷族 読み:ケンゾク
とは、

概要

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眷族は、血縁的な家族だけでなく、深い縁や庇護関係によって結ばれた一団を指す言葉。

仏教や神話の文脈では、特定の神仏に従う従者や随行者をまとめて表す語として使われる。

現代では日常語としての使用は少ないが、物語・宗教・歴史的記述などで頻出する語。

語源

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「眷愛隷属(けんあいれいぞく)」に由来する語で、「」には「かえりみる、目をかける、思い慕う」という意味があり、「眷愛」は親しく情けをかけることを指す。
また「眷属」はサンスクリット語 parivāra「随行者、従者」の訳語として仏教で用いられ、庇護を受けて従う者たちを表す。

つまり「眷族」は「親しく目をかけて配下に置く者たち」を示す語。

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従者

年中行事 (ねんちゅうぎょうじ)

年中行事 読み:ネンチュウギョウジ/ネンジュウギョウジ
とは、

概要

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年中行事は、季節や暦、宗教的・文化的な習慣に基づいて、毎年同じ時期に行われる儀式や行事を指す。

日本では、元日節分七五三などが典型的な例で、生活や信仰、地域の慣習と深く結びついている。

これらの行事は、生活の節目を意識し、自然や祖先、神々への感謝や祈りを表す機会として重要視されてきた。

語源

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年中「一年を通して、年間の期間全体」行事「行う事、儀式や催し」
つまり、一年の間に定期的・周期的に行われる儀式や催しを指す言葉として用いられる。

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虚空 (こくう)

虚空 読み:コクウ
とは、

概要

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虚空」とは、物質も形も何も存在しない空間を指す言葉。

日常的には「空虚な空間」「無限に広がる何もない空」などの意味で使われる。

また、仏教では「すべてのものは実体がなく、空である」という教えの中で、「虚空」は物質的制約を超えた広がりや、無限の空間そのものを象徴する語として用いられる。

文学や哲学では、孤独や虚無感を表す比喩として使われることもある。

例文

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・彼は虚空を見つめながら、何かを思い出そうとしていた。

・声は虚空に消え、静寂だけが残った。

語源

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「むなしい、から」「空間」から成る言葉。
つまり「虚空」は「何も満たされていない空間」や「実体のない空間」を意味する。

仏教や哲学など抽象的な文脈で多く使われる漢語。

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空虚

素子 (そし)

素子 読み:ソシ
とは、

概要

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素子」は、電子機器や機械装置などで、特定の機能や役割を持つ最小単位の部品を指す言葉である。

電気回路では抵抗素子やコンデンサ素子などのように、単体で特定の動作を行う部品を示す。

例文

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・この回路には複数の素子が組み込まれている。

・発光素子を使った新しいディスプレイが開発された。

語源

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「もと、基本」「物の名の下に添える語」の組み合わせで、つまり「基本となる部品や単位」を表す言葉。

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畏怖の念 (いふのねん)

畏怖の念 読み:イフノネン
とは、

概要

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畏怖の念」とは、相手や存在に対して「おそれ」と「敬い」の気持ちが入り混じった感情を表す言葉。

単なる恐怖ではなく、力や偉大さ、神聖さを前にして感じる深い尊敬の気持ちを含む。

自然、神仏、偉人、あるいは人智を超えた存在などに対して抱くことが多い。日常的な文脈よりも、やや格式ばった表現として文学や宗教的な文章に用いられる。

例文

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・人々は噴火する山を前に、畏怖の念を抱かずにはいられなかった。

・古代の人々は、自然の力に対して深い畏怖の念を持っていた。

語源

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畏怖「恐れ敬うこと」「心に思う、感じる」という意味から。
つまり「畏怖の念」は「おそれ敬う気持ちを心に強く抱くこと」を表す熟語。文学的・宗教的文脈で使われる漢語的表現。

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畏怖