日本語

虚礼 (きょれい)

虚礼 読み:キョレイ
とは、

概要

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虚礼とは、相手への配慮や実質的な意義が乏しく、慣習や体裁を保つためだけに行われる礼儀や儀礼を指す言葉である。

社会生活や組織運営の中で、あいさつ、贈答、式典などが惰性的に続けられる場合に用いられることが多い。

肯定的に使われることは少なく、無駄や非効率の象徴として批判的な文脈で使われるのが一般的である。

語源

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「中身がない」「礼儀・作法」を表す。
つまり虚礼とは、「中身を欠いた礼儀」という意味から成る漢語で、形式主義的な慣行を指す語として定着した。

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とらまえる (トラマエル)

捕らまえる/捉まえる 読み:とらまえる
とは、

概要

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とらまえる」は、人や動物を捕まえる意味と、考えや問題の本質を正しく理解する意味の両方で使われる語である。

「捕まえる」と「捉える」の中間的な性質を持ち、対象を確実に押さえるという感覚が強い。

日常会話では主に西日本を中心に用いられるが、辞書にも掲載されている日本語である。

例文

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・警察が犯人をとらまえるのを見た。

・その問題の本質をとらまえるのが難しい

語源

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「とらえる」と「つかまえる」が結びついた形とされる。
「とらえる」は対象を認識し把握する意味を持ち、「つかまえる」は手で押さえて逃がさない意を表す。
これらが合わさり、対象を確実に押さえ、把握するという意味の語になったと考えられる。

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邪険 (じゃけん)

邪険/邪慳 読み:ジャケン
とは、

概要

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邪険とは、他人に対して配慮や慈しみを欠き、冷淡または粗雑に接する態度を表す言葉。
相手を軽んじるような言動や、突き放すような対応を指して用いられる。

日常語として定着しており、「邪険にする」「邪険な扱い」などの形で、人間関係における態度を表現する際に使われる。

思想や考え方を意味する「邪見」とは語源も意味も異なり、混同は誤用とされる。

例文

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・子どもを邪険に扱ってはいけない。

・忙しさのあまり、来客を邪険にしてしまった。

語源

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「正しくない、よこしま「けわしい、厳しい」という意味から成り、態度や振る舞いが険しく冷たいさまを表す語として使われる。

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邪見

糸通し (いととおし)

糸通し 読み:いととおし
とは、

概要

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糸通しとは、裁縫において針の穴に糸を通しやすくするために用いられる道具。

細い金属線や樹脂などで作られ、糸を先に通してから針穴をくぐらせる構造が一般的である。

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裁縫

繚乱 (リョウラン)

繚乱 読み:リョウラン
とは、

概要

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繚乱とは、花や色彩、人物、事象などが数多く同時に現れ、入り交じりながら華やかな状態を成すことを表す語。

主に文語的・修辞的な表現として用いられ、「百花繚乱」のように、視覚的・印象的な豊かさを強調する文脈で使われる。

日常会話よりも、文章表現や見出し、文学的表現で使われることが多い。

例文

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・春の庭には色とりどりの花が繚乱していた。

・才能ある若手作家が百花繚乱の活躍を見せている。

語源

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「みだれる」「みだれる」と同じような意味の漢字を2つ重ねて強調した語で、多くのものが錯綜しつつも華やかに広がる状態を表す漢語。

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