敢え無く 読み:アエナク
とは、
『期待や抵抗もなく、あっけなく物事が終わってしまう様子』
『期待外れに、あっけなく、どうしようもなく』
概要
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あえなくとは、物事が期待どおりに進まず、途中で力尽きたり、むなしい結末に終わったりする状態を表す語。
たいていの場合、残念さや儚さを込めて使われる。
文章語・会話のどちらでも用いられるが、やや文学的な響きがある。
例文
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・彼の挑戦は、準備不足であえなく終わった。
・目標まであと一歩だったが、チームはあえなく敗退した。
語源
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語源は古語の「敢へ無し(あへなし)」。
「敢へ」は「こらえる・耐える」を意味し、「無し」が付くことで「こらえきれない・持ちこたえられない」という意味になる。
この表現が副詞化して「敢え無く」となり、「力尽きて終わる」「むなしく終わる」という意味につながった。