生物学

多糖 (たとう)

多糖 読み:タトウ
polysaccharide 読み:ポリサッカライド
とは、

概要

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多糖は、グルコースなどの単糖が多数結合してできた高分子の糖類。

でんぷんやセルロース、グリコーゲンなどが代表的。

構造や結合の仕方によって、消化・分解できるもの(でんぷんやグリコーゲン)と、消化できないもの(セルロースなど)に分けられる。

多糖はエネルギーの貯蔵や細胞の構造維持に欠かせない役割を持ち、動物・植物を問わず広く存在する。

水に溶けにくく、甘味はほとんどない。

語源

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英語の polysaccharide に対応する語で、poly-「多い」saccharide「糖」が語源となっている。

英語の語源はギリシャ語の polys「多い」sakcharon「砂糖」に由来する。

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単糖

グルコース

単糖 (たんとう)

単糖 読み:タントウ
monosaccharide 読み:モノサッカライド)
とは、

概要

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単糖は、炭水化物の中で最も小さく単純な構造を持つ糖類で、これ以上加水分解しても他の糖に分かれない。

グルコースやフルクトース(果糖)、ガラクトースなどが代表的。

単糖エネルギー源として生体内で重要な役割を果たし、細胞の代謝や構造にも関与する。

一般に、炭素数によって三炭糖・五炭糖・六炭糖などに分類される。

甘味を持つものが多く、水に溶けやすい性質がある。

語源

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英語の monosaccharide に対応する語で、mono-「単一の」saccharide「糖」が語源となっている。

英語の語源はギリシャ語の monos「唯一の」sakcharon「砂糖」に由来する。

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グルコース

多糖

Hop (ホップ)

hop 読み:ほっぷ
とは、

概要

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ホップは、ビールの製造に使われるつる性の植物で、花(球花)が主に利用される。

ホップの花には苦味成分や香り成分が含まれており、ビールに独特の苦味や芳香を与えるため、醸造工程で重要な役割を果たす。
また、防腐作用があり、ビールの保存性を高める効果もある。

世界中のビール醸造で広く使われており、特にラガービールやエールなどで欠かせない原料である。

語源

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古英語 hopp に由来し、植物のつるが跳ねるように伸びる様子を表す言葉が起源。

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ビール

Lycoris (リコリス)

lycoris 読み:りこりす
とは、

概要

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Lycorisとは、ヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される植物の属名。

アジア東部を中心に分布し、細長い花びらを持つ特徴的な花を咲かせる。

属内には複数の種があり、その中でも「彼岸花(Lycoris radiata)」は日本で特によく知られており、秋の風物詩として親しまれている。

語源

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ギリシャ神話の女性名「Lycoris」に由来するとされる。分類学上の命名では、神話や人名をラテン語風に転じて属名とすることが多い。

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甘草 (かんぞう)

甘草 読み:カンゾウ
とは、

概要

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甘草はマメ科の多年草で、根に甘味成分グリチルリチンを含み、古くから薬用や甘味料として利用されている。漢方薬やのど飴の原料としても広く使われる。

代表的な種類に「スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra)」がある。

語源

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「甘い」「くさ」で「甘い草」という意味から。

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