科学

Zincite (ジンカイト)

zincite 読み:じんかいと
紅亜鉛鉱 読み:こうあえんこう
とは、

概要

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ジンサイトとは、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする鉱物で、赤色やオレンジ色を帯びることが多い。

天然ではポーランドやアメリカなどで産出されるほか、亜鉛鉱石の製錬過程で人工的に生成されることもある。

装飾用やコレクション用としても扱われることがある。

語源

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英語の zincite は、元素亜鉛を意味する zinc鉱物を表す接尾辞 -ite から成る。
鉱物名として酸化亜鉛鉱を指すために命名された。

同義語

ジンサイト

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亜鉛

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亜鉛 (あえん)

zinc 読み:ジンク
亜鉛 読み:アエン
とは、

概要

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亜鉛は、元素記号Znで表される金属元素。
青白い光沢をもち、ややもろいが加工しやすい性質を持つ。

主に鉄板の表面にめっきを施してさびを防ぐ「トタン」や、銅との合金である「黄銅」の材料として広く利用される。

また、生体にとっても必須の微量元素であり、酵素の働きを助けるなど、健康維持に重要な役割を果たす。

語源

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亜鉛」という名称は、中国語「亜鉛」からのもので、「鉛に似た金属」という意味を持つ。

zinc」という言葉はドイツ語の Zink に由来し、さらにその語源は Zinke「棘、歯、突起」 である。
これは亜鉛の結晶が針状や突起状になる形状にちなんだ表現である。
このドイツ語由来の名称が英語の zinc をはじめ、ヨーロッパ各国の言語にも広まった。

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ケイ酸 (けいさん)

ケイ酸/珪酸 読み:ケイサン
Silicic acid 読み:シリシックアシッド
とは、

概要

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ケイ酸ケイ素(Si)を含む酸の総称で、水に溶けにくく、鉱物や岩石の主要成分として広く存在する。

化学式では一般にSiO₂・nH₂Oで表され、含水ケイ酸やメタケイ酸、オルトケイ酸など複数の形態がある。

天然には鉱物(石英、長石など)の形で存在し、人工的にはシリカゲルやガラスの原料にも用いられる。

的には弱酸で、塩をつくるとケイ酸塩(シリケート)となり、セメントや陶磁器、ガラス製品に利用される。

語源

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ケイ素を含む酸」という意味から。

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ケイ素

構造色 (こうぞうしょく)

構造色 読み:コウゾウショク
structural color 読み:ストラクチュラルカラー
とは、

概要

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構造色とは、色素や顔料による化学的な発色ではなく、物質の微細な構造によって光が干渉・回折・散乱することで現れる色のこと。

シャボン玉や油膜の虹色、モルフォ蝶の翅の青色、孔雀の羽の輝きなどが代表例。

これらは実際にその色の色素を持っていなくても、光の波長の違いによる構造的な効果で特定の色が現れる。

耐久性が高く、角度によって色が変化するのも特徴。

語源

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構造に基づく」という意味から。

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構造

銀化ガラス (ぎんかガラス)

銀化ガラス 読み:ギンカガラス
とは、

概要

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銀化ガラスは、長期間土中に埋まっていた古代のガラス製品が、土壌中の成分と化学反応を起こして表面に薄い多層膜を形成する現象を指す。

この膜は光の干渉や乱反射により、銀色や虹色、玉虫色に輝く。特に古代ローマ時代のガラス製品(ローマングラス)に多く見られ、太古のロマンを感じさせる美術品やアクセサリーとして高い価値を持つ。

発生には数百年から数千年にわたる特定の土壌・湿度・温度条件が必要で、人工的に再現することは非常に難しい。

また、光の角度や観察者の位置によって色が変化し、独特の美しい輝きを放つ。

語源

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銀化」は、ガラスが土中で化学反応を起こし表面に銀色の膜を形成する現象を指す日本語の表現。

英語では iridescent glass (イリデッセントグラス)と呼ばれることが多い。

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ガラス