科学

Isotope (アイソトープ)

Isotope 読み:あいそとーぷ
同位体 読み:どういたい
とは、

概要

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同位体とは、原子番号(陽子の数)が同じだが、中性子の数が異なるために質量数が異なる原子を指す。

化学的な性質はほぼ同じだが、質量や安定性に違いがある。

安定同位体と放射性同位体が存在し、医学・考古学・地球科学など幅広い分野で利用される。

語源

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iso-「同じ」topos「場所」の組み合わせで、「同じ場所にあるもの」という意味。
これは、周期表において同じ元素の位置に並ぶことから名付けられた。

日本語の「同位体」という訳語は、この語源に基づいて作られたものである。

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元素

Siphon (サイフォン)

siphon 読み:サイフォン/サイホン
とは、

概要

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サイフォンとは、液体を大気圧と重力の働きによって、管を用いて高い位置から低い位置へ移動させる仕組みを指す。

片方の容器を他方より高い位置に置き、管の中を一度液体で満たすことで、液体は自然に流れ続ける。

理科や工学の分野では基本的な原理の一つとして知られており、燃料の移動や水槽の排水などに利用される。

また、一般には「サイフォン式コーヒーメーカー」の名称としてもよく知られている。

語源

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ギリシャ語 siphōn「管、チューブ」に由来し、ラテン語 sipho を経て中期フランス語 siphon となり、英語に取り入れられた。

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サイフォン式コーヒーメーカー

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Zincite (ジンカイト)

zincite 読み:じんかいと
紅亜鉛鉱 読み:こうあえんこう
とは、

概要

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ジンサイトとは、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする鉱物で、赤色やオレンジ色を帯びることが多い。

天然ではポーランドやアメリカなどで産出されるほか、亜鉛鉱石の製錬過程で人工的に生成されることもある。

装飾用やコレクション用としても扱われることがある。

語源

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英語の zincite は、元素亜鉛を意味する zinc鉱物を表す接尾辞 -ite から成る。
鉱物名として酸化亜鉛鉱を指すために命名された。

同義語

ジンサイト

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亜鉛

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亜鉛 (あえん)

zinc 読み:ジンク
亜鉛 読み:アエン
とは、

概要

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亜鉛は、元素記号Znで表される金属元素。
青白い光沢をもち、ややもろいが加工しやすい性質を持つ。

主に鉄板の表面にめっきを施してさびを防ぐ「トタン」や、銅との合金である「黄銅」の材料として広く利用される。

また、生体にとっても必須の微量元素であり、酵素の働きを助けるなど、健康維持に重要な役割を果たす。

語源

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亜鉛」という名称は、中国語「亜鉛」からのもので、「鉛に似た金属」という意味を持つ。

zinc」という言葉はドイツ語の Zink に由来し、さらにその語源は Zinke「棘、歯、突起」 である。
これは亜鉛の結晶が針状や突起状になる形状にちなんだ表現である。
このドイツ語由来の名称が英語の zinc をはじめ、ヨーロッパ各国の言語にも広まった。

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ケイ酸 (けいさん)

ケイ酸/珪酸 読み:ケイサン
Silicic acid 読み:シリシックアシッド
とは、

概要

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ケイ酸ケイ素(Si)を含む酸の総称で、水に溶けにくく、鉱物や岩石の主要成分として広く存在する。

化学式では一般にSiO₂・nH₂Oで表され、含水ケイ酸やメタケイ酸、オルトケイ酸など複数の形態がある。

天然には鉱物(石英、長石など)の形で存在し、人工的にはシリカゲルやガラスの原料にも用いられる。

的には弱酸で、塩をつくるとケイ酸塩(シリケート)となり、セメントや陶磁器、ガラス製品に利用される。

語源

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ケイ素を含む酸」という意味から。

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ケイ素