科学

Melamine (メラミン)

melamine 読み:めらみん
とは、

概要

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メラミンとは、主に樹脂製品の原料として利用される化学物質である。

メラミン樹脂は硬くて耐熱性や耐水性に優れ、食器・家具・建材・接着剤など、多くの工業製品に加工される特徴がある。

粉末状の状態では可燃性を持つが、樹脂化すると非常に丈夫な性質を示す。

食品に混入すると健康被害を引き起こすため、食品用途では厳しく規制されている。

語源

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語源は化学名称の構成に由来する。
melam「メラム、化学物質名」と amine「窒素を含む化合物」が結びついた語で、「窒素を多く含む化合物」を示す名称として成立した。
つまり、樹脂材料の原料として広く用いられる工業用物質を表す語となっている。

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金 (きん)

金 読み:キン
英:gold 読み:ゴールド
とは、

概要

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は、元素記号 Au(ラテン語: aurum)で表される化学元素で、希少かつ耐食性・展延性・電気伝導性に優れるため、装飾品・通貨・工業用途(電子部品など)に広く用いられる金属である。

は化学的に安定で酸やアルカリに強く、薄く延ばしても破れない性質を持つため伝統的に貨幣や宝飾の素材として重視されてきた。

工業分野では接点材料や高信頼性のめっき材としての利用価値が高い。

金の純度の種類

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ジュエリーや工業品では、の純度を24分率(カラット表示)で示す。

表記例は「24」「K24」などで、Kは英語の karat(カラット)に由来する。

以下の表は代表的な純度区分を示す(純度は製造・刻印基準により若干の差がある)。

表記 名称 純度(おおよそ) 読み仮名
K24 / 24金 純金 約 99.9%〜100% K24(ケーにじゅうよん)、24金(にじゅうよんきん)
K22 / 22金 約 91.7% K22(ケーにじゅうに)、22金(にじゅうにきん)
K18 / 18金 約 75.0% K18(ケーじゅうはち)、18金(じゅうはちきん)
K14 / 14金 約 58.5% K14(ケーじゅうよん)、14金(じゅうよんきん)
K10 / 10金 約 41.7%〜42.0% K10(ケーじゅう)、10金(じゅっきん/じゅうきん)

語源

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」は日本語の古い語彙で、中国語の「金」に由来する。

英語 gold は古英語 gold に由来し、インド・ヨーロッパ祖語の語根 *ghel-「光る、黄色」が起源とされる。
つまり「光り、黄色の金属」を表す語として発展してきた。

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24分率

Krypton (クリプトン)

krypton 読み:くりぷとん
とは、

概要

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クリプトンは、大気中にごくわずかしか含まれない希ガス元素で、無色・無臭で反応性がきわめて低い。

空気より重い性質をもち、吸引すると声帯の振動のしかたが変わり、一時的に声が低く聞こえることで知られる。

安定した発光特性をもつため、蛍光灯や放電管、航空・宇宙分野の特殊照明などでも利用される。

語源

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ギリシア語 kryptos「隠れた」に由来し、空気中にごくわずかしか存在しない“隠れた元素”として命名された。

同義語

クリプトンガス

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元素

発光ダイオード (はっこうだいおーど)

発光ダイオード 読み:ハッコウダイオード
発光ダイオード 読み:ライトエミッティングダイオード
LED 読み:エルイーディー
とは、

概要

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発光ダイオードLED)は、電流が半導体を流れるときに光を放出する性質を持つ電子素子である。

主に照明、表示装置、信号機、電子機器のインジケータなどに利用され、消費電力が低く、寿命が長いことが特徴である。

構造は一般的なダイオードと同様に2つの電極(アノードとカソード)を持つが、半導体の材料や構造によって放出される光の色が決まる。

語源

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Light「光」Emitting「放出する」Diode「電流を一方向にだけ流す電子部品」つまり、LEDは「光を放出するダイオード」という意味から発光ダイオードと呼ばれる。

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ダイオード

半導体

Diode (ダイオード)

diode 読み:だいおーど
とは、

概要

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ダイオードは、電流の流れる方向を制御する電子素子である。

主に直流回路や整流回路で使用され、電流を一方向にしか通さない特性を持つため、電圧の変換や信号制御などに利用される。

構造上、2つの電極(アノードとカソード)を持ち、この2極間の接合で電流の流れを制御する。

電子回路の基本部品として広く使われている。

語源

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1919年、イギリスの物理学者ウィリアム・エクルズが二極真空管を指して造語した。
ギリシャ語の di「2」と英語の electrode「電極」の語尾 -ode を組み合わせ、「二つの電極」を意味する名称とした。
-ode はさらにギリシャ語 hodos「道、経路」に由来し、「二つの経路」という意味合いも持つ。

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画像:John Maushammer(CC BY-SA 2.5
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