科学

Lithium (リチウム)

lithium 読み:りちうむ
とは、

概要

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リチウムは、原子番号3のアルカリ金属元素で、銀白色の柔らかい金属として知られる。

非常に軽く、化学的に活性で空気や水と反応しやすい性質を持つ。

天然では主に鉱石(スポジュメンなど)や塩湖の塩水に含まれる形で産出する。

軽さや電気的特性を生かして、リチウムイオン電池合金、医薬品(気分安定剤)などさまざまな用途に利用されている。

語源

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ギリシャ語の lithos「石」に由来し、石の中から発見されたことにちなむ名前。1817年にスウェーデンの化学者アルフェドソンによって鉱石中から発見されたことに由来する。

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リチウムイオン電池

Alkali (アルカリ)

オランダ語:alkali 読み:アルカリ
とは、

概要

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アルカリは、水に溶けたときに塩基性(pHが高く、酸を中和する性質)を示す物質、またはその性質のことを指す。

代表的なものに水酸化ナトリウムや水酸化カリウムがあり、これらは石鹸の製造や洗浄剤、工業用途で広く使われる。

アルカリ性の溶液はヌルヌルした感触があり、酸とは反対の性質を持つ。

語源

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アラビア語 al-qaly「灰」に由来し、植物灰の中のアルカリ性物質がその名の起源とされる。ヨーロッパ諸語を経て化学用語として日本語に入った。

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pH

電解液 (でんかいえき)

電解液 読み:デンカイエキ
とは、

概要

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電解液は、電気を通すためにイオンが溶け込んでいる液体を指す。

電池や電気分解の装置で電気を伝える役割を持ち、電極間での電流の流れを可能にする。

電解液としては、塩化アンモニウム水溶液や硫酸などがよく使われ、用途に応じてさまざまな化学組成のものが選ばれる。

乾電池蓄電池、電解コンデンサなど多くの電気機器に欠かせない材料。

語源

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電解「電気による分解や化学反応」「液体」という意味で、電気を流す化学反応が起きる液体という意味で使われるようになった。

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乾電池

乾電池 (かんでんち)

乾電池 読み:カンデンチ
とは、

概要

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乾電池は、電解液が液体ではなく固体またはペースト状になっていて、液漏れしにくい構造を持つ電池を指す。

主に一次電池(使い切り型)として利用され、懐中電灯やリモコン、時計、携帯機器など幅広い用途に使われる。

持ち運びやすく、比較的長期保存も可能なことから、日常生活に欠かせない電源として普及している。

語源

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乾電池」という語は、従来の液体電解質を用いた「湿電池」と区別するために付けられた名称で、「」は液体を使わないことを表す。明治時代に西洋から乾電池の技術が伝わった際にこの名称が使われるようになった。

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電池

電池 (でんち)

電池 読み:デンチ
とは、

概要

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電池は、化学反応を利用して電気エネルギーを発生させる装置を指す言葉。

乾電池、ボタン電池、リチウムイオン電池などさまざまな種類があり、電力を蓄えて必要なときに放電する役割を果たす。

小型機器から電気自動車まで広く利用され、使い捨て型(一次電池)と充電して繰り返し使える型(二次電池)がある。

語源

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電池」という語は、もともと「電気をためておく装置」という意味で、江戸時代末期に西洋の化学用語を翻訳する際に生まれたとされる。中国語の「電池」からの影響もあると考えられる。「」は水をためる池になぞらえ、電気をためる装置を表現したもの。

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