科学

ELSI (エルシー)

ELSI 読み:えるしー
Ethical, Legal and Social Implications 読み:エシカルリーガルアンドソーシャルインプリケーションズ
とは、

概要

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Ethical, Legal and Social Implications(以下ELSI)は、新しい科学技術や研究開発が社会に与える影響や意味合いを評価・検討する概念
倫理的な配慮、法制度との整合性、社会的影響の観点から分析される。

ELSIは、特にヒトゲノム計画などの先進的な研究分野で国際的に使用されており、政策や研究指針の策定にも影響を与えている。

同じ略語で Ethical, Legal and Social Issues(倫理的・法的・社会的問題) と呼ばれることもあるが、こちらは具体的な問題や懸念点に焦点を当てる表現であり、Implications が広く影響や意味の分析を示すのに対して、やや狭義の用法となる。

語源

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Ethical倫理の」Legal「法の」Social「社会の」Implications「含意・影響」の組み合わせで、つまり「倫理的・法的・社会的に及ぼす影響」を意味する表現。

略語ELSIは米国ヒトゲノム計画で初めて体系的に用いられ、研究政策や社会倫理の議論に影響を与えた。

同義語

Ethical Legal and Social Implications

Ethical Legal and Social Issues

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可聴域 (かちょういき)

可聴域 読み:カチョウイキ
とは、

概要

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可聴域とは、生物が聴覚によって感知できる音の周波数の範囲を指す言葉。

動物ごとに可聴域は異なり、人間の場合は一般的に約20Hzから20kHzまでとされる。

犬やコウモリなどは人間よりも高い周波数を聞き取ることができるため、それぞれの種ごとに「可聴域」が設定される。

語源

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「できる」、「ききとる」、「範囲」で、「聞き取ることのできる範囲」という意味から。

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周波数

輝度 (きど)

輝度 読み:キド
Luminance 読み:ルミナンス
とは、

概要

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輝度は、光の明るさを定量的に表す物理量で、特定の方向に放射される光の強さを、光源や物体の見かけの大きさで割った値として定義される。

国際単位系(SI)ではカンデラ毎平方メートル(cd/m²)で表される。
たとえばディスプレイやテレビ、照明機器などの明るさ性能を評価する際によく使われる。

また、人間の目が感じる明るさとも関連するため、工学や映像技術でも重要な指標となる。

語源

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輝度

「かがやく」「程度、量」という構成で、「光のかがやきの程度」を意味する漢語。
つまり「輝度」は光の強さを数量的に表す物理量を示す学術用語。

Luminance

ラテン語 lumen「光」に由来し、「光の量」を意味する。
英語で「-ance」を付けて名詞化し、「光の性質や度合い」を示す言葉になった。

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Isotope (アイソトープ)

Isotope 読み:あいそとーぷ
同位体 読み:どういたい
とは、

概要

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同位体とは、原子番号(陽子の数)が同じだが、中性子の数が異なるために質量数が異なる原子を指す。

化学的な性質はほぼ同じだが、質量や安定性に違いがある。

安定同位体と放射性同位体が存在し、医学・考古学・地球科学など幅広い分野で利用される。

語源

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iso-「同じ」topos「場所」の組み合わせで、「同じ場所にあるもの」という意味。
これは、周期表において同じ元素の位置に並ぶことから名付けられた。

日本語の「同位体」という訳語は、この語源に基づいて作られたものである。

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元素

Siphon (サイフォン)

siphon 読み:サイフォン/サイホン
とは、

概要

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サイフォンとは、液体を大気圧と重力の働きによって、管を用いて高い位置から低い位置へ移動させる仕組みを指す。

片方の容器を他方より高い位置に置き、管の中を一度液体で満たすことで、液体は自然に流れ続ける。

理科や工学の分野では基本的な原理の一つとして知られており、燃料の移動や水槽の排水などに利用される。

また、一般には「サイフォン式コーヒーメーカー」の名称としてもよく知られている。

語源

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ギリシャ語 siphōn「管、チューブ」に由来し、ラテン語 sipho を経て中期フランス語 siphon となり、英語に取り入れられた。

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サイフォン式コーヒーメーカー

画像:User:Tomia(CC BY-SA 2.5
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