ひとこと辞書

「自伝」とは、自分の生涯における出来事、体験、思想、感情などを自分自身で書き記した文章や書籍のことを指す。

一般的には、生い立ち、学業、仕事、人生の転機、人間関係などを回想的にまとめる形式が多い。

歴史的・文化的価値を持つ場合もあり、著名人や作家、政治家などが自伝を残すことが多い。

彼は波乱に満ちた人生を自伝に書き残した。

自「みずから」伝「つたえる」から。
つまり「自分自身のことを自分で伝える書物」という意味で、文学や歴史の文脈で広く用いられる。

「悲壮感」とは、ただの悲しみではなく、悲しみの中に強い決意や覚悟が伴っている状態を指す言葉。

単なる感傷的な悲しみとは異なり、重苦しい雰囲気や、耐え忍ぶような気持ちを表すときに使われる。

文学作品やニュースなどで、戦いや困難に直面している人々の姿を形容する際によく用いられる。

悲壮「悲しい中に勇ましさが感じられる様子」という意味から。
そこに「感」が付いて「悲壮感」となり、「悲壮な雰囲気」や「悲壮さを感じさせる状態」を表す言葉となった。

「悲壮」とは、悲しみや不幸に直面している状況でありながら、勇敢さや気概を失わずに振る舞うさまを表す形容動詞である。

文学や演劇などで用いられることが多く、感情の深さと勇ましさを同時に示す表現である。

・彼は悲壮な表情で最後の戦いに臨んだ。

悲「かなしい」壮「勇ましい」の組み合わせで、「悲しくも勇ましい」という意味から。
つまり「悲壮」は、悲しみと勇ましさが入り混じった心境や状況を表す語である。

「Leber」はドイツ語で「肝臓」を意味する。

医学や料理の文脈で広く用いられる単語である。

・Die Leber ist ein wichtiges Organ für die Entgiftung.
肝臓は解毒に不可欠な重要な臓器である。

・Ich esse gerne Leber vom Huhn.
私は鶏レバーを食べるのが好きだ。

古高ドイツ語 lebara に由来し、さらにインド・ヨーロッパ祖語の *lebʰ-「肝臓、脂肪」にさかのぼる。
この語は現代ドイツ語で「肝臓」を意味する単語として定着した。