参議院比例区 読み:さんぎいん ひれいく
全国比例 読み:ぜんこくひれい
とは、
『全国から投票でき、得票数に応じて議席が配分される参議院の選挙制度』
概要
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参議院比例区は、参議院議員通常選挙において、政党や候補者個人に対して比例配分で議席が割り当てられる選挙区を指す。
この制度では、全国を一つの選挙区(全国区)として扱い、有権者は政党名または候補者個人名で投票する。
政党への得票数に応じて議席数が決まり、その政党内での候補者の個人得票数によって当選者の順位が決まる「非拘束名簿式比例代表制」が採用されている。
ただし、2019年からは一部に「特定枠」が導入され、政党が優先的に当選させたい候補者を名簿の上位に指定できる。
公職選挙法上の正式名称は「比例代表選出議員選挙」だが、一般には「参議院比例区」「全国比例」などと呼ばれる。
選挙区選挙と比例代表選挙の違い
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選挙区選挙は都道府県など地域ごとに分かれ、候補者個人に投票し、多数得票者が当選する方式。
比例代表区は全国を一つの区とし、政党や候補者に投票。
政党の得票に応じて議席を割り当て、党内得票順で当選者を決める方式。
語源
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「比例」は得票数に比例して議席を配分する制度、「区」は選挙区を意味する。
制度としては1983年の法改正により導入され、以前の「全国区制(全国を選挙区として個人を選ぶ方式)」に代わる形で施行された。
同義語
比例代表選出議員選挙 (ひれいだいひょうせんしゅつぎいんせんきょ)