ことわざ・名言

焼きが回る (やきがまわる)

焼きが回る 読み:ヤキガマワル
とは、

語源

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鍛冶における刃物の製造工程から生まれた言葉。刃物を硬くし切れ味を高めるために行う「焼き入れ」という工程が由来となっている。この焼き入れを過度に行うと刃が脆くなり切れ味が低下することがあり、これを「焼きが回る」と表現した。そこから転じて、人の能力や体力が衰える様子を比喩的に表すようになった。

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具眼の士を千年待つ (ぐがんのしをせんねんまつ)

具眼の士を千年待つ
読み:グガンノシヲセンネンマツ
とは、

概要

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具眼の士を千年待つ」とは、江戸時代の画家、伊藤若冲に由来する言葉。

この言葉は、直訳すると「見る目のある人を千年待つ」という意味だが、「価値あるものや才能を正しく見抜ける人物が現れるまで、長く時間がかかっても待つ」という意味が含まれている。

特に芸術や創作の分野において、自分の作品や才能を正当に評価してくれる人が希少であることを強調する表現。

語源

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具眼の士「物事の本質を見抜く能力をもっている者」という意味から。

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具眼の士

堪忍袋の緒が切れる (かんにんぶくろのおがきれる)

堪忍袋の緒が切れる
読み:カンニンブクロノオガキレル
とは、

『我慢の限界に達して怒りが爆発すること』

語源

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堪忍「我慢すること」「糸やひも」という意味で、我慢できる許容範囲を袋に例え、その袋の緒(ひも)が切れることに例えた言葉。

誤用

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「堪忍袋の尾が切れる」と書くのは誤り。

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堪忍

憎まれっ子世にはばかる (にくまれっこよにはばかる)

憎まれっ子世に憚る
読み:ニクマレッコヨニハバカル
とは、

『人に憎まれるような人が、世間では幅をきかせるということ』

語源

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古くは、「憎まれっ子世に出いずる」といい、後に「世にはばかる」や「世にはびこる」というようになった。

はばかる” は、本来は「遠慮する」という意味だが、この場合は、「幅をきかす」という意味で使われている。

同義語

憎まれっ子世にはびこる/憎まれっ子世に蔓延る (にくまれっこよにはびこる)

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はばかる

はびこる