Suède (スエード)

suède 読み:すえーど
とは、

【名】

概要

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suède は、第一義では「スウェーデン」という国名を意味する単語。

衣類や皮革製品の分野では、動物の革の裏面を細かく起毛させた素材を表す言葉として用いられる。
起毛加工により、表面が繊細で均一な毛羽立ちを持つのが特徴で、手袋・靴・ジャケットなどに使用される。

語源

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本来の意味は「スウェーデン」。
18世紀のフランスにおいて、 “gants de Suède“「スウェーデンの手袋」という表現で、スウェーデン産のやわらかい革を使った高級手袋が人気となり、その素材や加工法を「suède」と呼ぶようになった。
この語はその後、英語にも「suede」として取り入れられた。

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重星 (じゅうせい)

重星 読み:ジュウセイ
とは、

概要

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重星とは、夜空において非常に近接して見える2つ以上の恒星を指す言葉。

肉眼では1つの星に見えることもあるが、望遠鏡などで観察すると複数の星が近くに存在していることがわかる。

このうち、実際に引力で結びついて互いの周りを公転しているものを「連星」と呼び、単に視線の方向上で近く見えるだけのものは「見かけの重星」と呼ばれる。

語源

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「重なる」恒星」を意味し、「重星」は「重なって見える星々」の意。天文学用語としては中国語や日本語において古くから使われてきた表現である。

英語では “double star” あるいは “binary star” と表現されるが、両者は上記の「見かけの重星」と「連星」に対応している。

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恒星

台形 (だいけい)

台形 読み:ダイケイ
とは、

概要

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台形とは、平面図形のうち一組の対辺のみが平行である四角形を指す。

平行である2つの辺を「底辺」、他の2辺を「脚(きゃく)」と呼ぶことが多い。

台形の面積は、平行な2辺の長さの平均に高さをかけることで求められる。
底辺の長さを a, b、高さを h としたとき、面積は( a + b ) × h ÷ 2となる。

平行四辺形や長方形、正方形は、台形に含めない場合が多いが、定義によってはそれらを「特殊な台形」として扱う場合もある。

語源

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「台のような形をした図形」という意味から。

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Trapezium (トラペジウム)

trapezium 読み:とらぺじうむ
とは、

天文学

概要

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trapezium は、分野や地域によって異なる意味を持つ英単語。

幾何学の用法

アメリカ英語では「どの辺も平行でない四角形」を指す。

一方、イギリス英語では「一対の辺が平行な四角形(=台形)」を指す。

両者の定義が異なるため、混乱を避ける必要がある。

天文学の用法

天文学では、「トラペジウム星団(Trapezium Cluster)」を指す。
これはオリオン座の大星雲(オリオン星雲、M42)の中心部にある、4つの明るい恒星の集まり。

これらの星が見かけ上、台形の形に並んでいることから、この名が付けられた。

語源

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ギリシャ語 trapezion「テーブル、小さな台」に由来し、これは tra-「四」peza「足」の合成語で、「四つ足の台」の意味。この形状的な特徴が、幾何学図形にも、星の並びにも応用された。

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台形

重星

備蓄米 (びちくまい)

備蓄米 読み:ビチクマイ
とは、

概要

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備蓄米とは、災害や不作などによる米の供給不足にそなえて、あらかじめ政府や自治体が保管しておく米のこと。

主に国が行う「政府備蓄米」が代表的で、一定量を常に入れ替えながら保持している。

学校給食や災害時の非常食などにも活用され、食料安全保障の一環として重要な役割を持つ。

語源

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備蓄「そなえてたくわえる」米「こめ」からなる複合語。

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