重星 読み:ジュウセイ
とは、
『肉眼では1つに見えるが、実際は複数の星が集まっているもの』
概要
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重星とは、夜空において非常に近接して見える2つ以上の恒星を指す言葉。
肉眼では1つの星に見えることもあるが、望遠鏡などで観察すると複数の星が近くに存在していることがわかる。
このうち、実際に引力で結びついて互いの周りを公転しているものを「連星」と呼び、単に視線の方向上で近く見えるだけのものは「見かけの重星」と呼ばれる。
語源
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重「重なる」星「恒星」を意味し、「重星」は「重なって見える星々」の意。天文学用語としては中国語や日本語において古くから使われてきた表現である。
英語では “double star” あるいは “binary star” と表現されるが、両者は上記の「見かけの重星」と「連星」に対応している。