杓子 (しゃくし)

杓子 読み:シャクシ
とは、

概要

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杓子」は、料理や配膳の際に汁物・飯・液体などをすくい取るために使う道具。

通常、柄が長く、先端がやや丸みを帯びた浅い皿状になっている。
木製・金属製・プラスチック製など素材は多様で、用途に応じて形状も異なる。

特に味噌汁や汁物を鍋からすくう時によく使われる。

同様の道具に「おたま」があるが、「杓子」はやや古風な言い回しで、和風の調理器具として語られることが多い。

例文

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・母は味噌汁を杓子ですくって、椀によそった。

・この古い杓子は祖母の代から使われている。

語源

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」はすくうための道具を意味し、「」は道具や器具を表す接尾語。「しゃく」は元々、竹などで作られたすくい器を指す漢語的表現で、これに和語の接尾語「し」がついて「しゃくし(杓子)」となった。

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中手骨 (ちゅうしゅこつ)

中手骨 読み:チュウシュコツ
英語:Metacarpal bones 読み:メタカーパルボーンズ
とは、

概要

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中手骨は、人間の手にある骨の一部で、手のひら(手掌)の中に位置している。

片手に5本あり、それぞれ親指から小指まで1本ずつ対応している。

手首にある「手根骨(しゅこんこつ)」と、指の骨である「指節骨(しせつこつ)」をつなぐ役割を持ち、手を握ったり広げたりといった動作の支えとなっている。

中手骨があることで、手のひらに適度な柔軟性と強度が保たれている。

語源

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中手骨」という名称は、手の中央部分(中手)にある骨という意味から来ている。「中」は「中央」、「手」は「手のひら」、「骨」は骨格を指す語。

西洋医学の用語では “metacarpal bone” と呼ばれ、「carpal(手根)」の「後ろ=meta」に位置する骨という意味を持つ。

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画像:Anatomography(CC BY-SA 3.0)
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黄泉戸喫 (よもつへぐい)

黄泉戸喫 読み:ヨモツヘグイ
とは、

概要

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黄泉戸喫は、日本神話に由来する表現で、「黄泉(よみ)」は死者の国、冥界を指す。
黄泉の国で食べ物を食べることは、現世に戻れなくなる呪縛とされる。
特に『古事記』のイザナギとイザナミの物語で、イザナギが黄泉の国から逃げる際、イザナミが黄泉戸喫の食べ物を食べてしまったために現世に戻れなくなったとされる。

この表現は、死者の世界に足を踏み入れたことや、戻れなくなることの象徴として使われる。

語源

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黄泉」は古代日本語で死者の国を意味し、「戸喫」は「戸(へ)」は口、「喫」は飲食することを意味する。合わせて「黄泉の食べ物を口にする」という意味になる。

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原罪 (げんざい)

原罪 読み:ゲンザイ
とは、

概要

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原罪は、キリスト教における教義の一つで、人間の始祖とされるアダムとイブがエデンの園で神の戒めに背き、善悪の知識の木の実を食べたことによって生じた罪を指す。
この罪は、彼らの子孫であるすべての人間が生まれながらに負うものとされる。

原罪の存在は人間の弱さや堕落の根源とされ、救いは神の恩寵によってのみ得られると教えられている。

語源

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日本語「原罪」は、キリスト教の教義であるラテン語 peccatum originale(ペッカートゥム・オリジナーレ「根本の罪・起源の罪」)を訳した言葉。

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ピアノの日 (ぴあののひ)

ピアノの日 読み:ピアノノヒ
とは、

日付

7月6日

概要

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ピアノの日は、1823年7月6日にシーボルトが日本に初めてピアノを持ち込んだことを記念する日。

このときシーボルトは、親交のあった熊谷家にそのピアノを贈ったとされており、このことがピアノが現存する大きな要因となった。
江戸時代には他にもピアノが持ち込まれた可能性を示す記録が一部にはあるが、確実に現存し、その伝来が明らかであるものとしては、このシーボルトのピアノが最古とされている。

ピアノの日は、こうした歴史を振り返り、ピアノや音楽文化に感謝する機会となっている。

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