黄泉戸喫 (よもつへぐい)

黄泉戸喫 読み:ヨモツヘグイ
とは、

概要

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黄泉戸喫は、日本神話に由来する表現で、「黄泉(よみ)」は死者の国、冥界を指す。
黄泉の国で食べ物を食べることは、現世に戻れなくなる呪縛とされる。
特に『古事記』のイザナギとイザナミの物語で、イザナギが黄泉の国から逃げる際、イザナミが黄泉戸喫の食べ物を食べてしまったために現世に戻れなくなったとされる。

この表現は、死者の世界に足を踏み入れたことや、戻れなくなることの象徴として使われる。

語源

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黄泉」は古代日本語で死者の国を意味し、「戸喫」は「戸(へ)」は口、「喫」は飲食することを意味する。合わせて「黄泉の食べ物を口にする」という意味になる。

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