瑠璃 読み:ルリ
とは、
『青色の宝石鉱物およびその青色』
『ラピスラズリ』
『七宝の一つ』
概要
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瑠璃は、主にラピスラズリという鉱物を指す青色の宝石で、古代から装飾品や工芸品に用いられてきた。
鮮やかで深い青色が特徴で、絵具や顔料としても利用された。
日本では「瑠璃色」という表現で深い青色を指す言葉として定着しており、装飾や文学表現において美しさや高貴さを象徴する。
また、瑠璃は仏教における七宝の一つであり、極楽浄土を構成するとされる貴重な宝物として宝飾・宗教的価値も持つ。
語源
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「瑠璃」という言葉は、サンスクリット語の vaiḍūrya に由来する。中国でこの語を音写して「吠瑠璃(へいるり)」と表記され、さらに省略されて「瑠璃」となった。
なお、vaiḍūrya の名称はスリランカのヴァイドゥーリヤ山(現在のバドゥッラ)に由来し、この山で良質なラピスラズリが産出されたことにちなむ。