wRC (ダブリューアールシー)

wRC 読み:ダブリューアールシー
weighted Runs Created 読み:ウェイティッドランズクリエイテッド
とは、

野球

概要

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wRCは、打者の成績から実際にどれくらいの得点に貢献したかを推定する指標。

出塁や長打など、各プレーの得点期待値をもとに「加重(weighted)」して計算される。

従来の「RC(Runs Created)」の進化版で、より正確に得点への貢献度を評価できるように設計されている。

特徴

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・単打・二塁打・四球などに得点貢献度に応じた重みをつけて計算

・チームの得点との相関が高く、実際の得点力を反映しやすい

wOBAをベースにしているため、合理的で精密な評価が可能

語源

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weighted「重みづけされた」Runs Created「創出した得点」の略。

この「w」は形容詞的な役割のため、略語本体(RC)とは区別されて小文字で書かれるのがセイバーメトリクスの慣習。

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セイバーメトリクス

wOBA

wRC+ (ダブリューアールシープラス)

wRC+ 読み:ダブリューアールシープラス
weighted Runs Created Plus 読み:ウェイティッドランズクリエイテッドプラス
とは、

野球

概要

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wRC+は、打者がどれだけ得点に貢献したか(=得点を“創り出したか”)を表す「wRC」を元に、リーグ平均と比較して何%優れているかを示す指標。

平均を「100」とし、数字が高いほど打撃面で優れているとされる。

たとえば、wRC+が「120」なら、「リーグ平均より20%多く得点を生み出している打者」という意味になる。

特徴

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・打者の打撃貢献度を「平均比」で分かりやすく可視化できる

・球場補正やリーグ補正がかかるため、環境による有利、不利を排除できる

・単純な打率や打点よりも、実力を正確に評価しやすい

語源

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wRC「打者の得点創出力を表す指標」Plus「平均比に換算したことを示す」の略。

この略語では、「w」は形容詞として機能するため、小文字で表記されるのが慣例。「+」は、リーグ平均を100として相対的に評価する「補正指標」であることを示している。

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wRC

wOBA (ウォバ)

wOBA 読み:ウォバ
Weighted On-Base Average 読み:ウェイティッドオンベースアベレージ
とは、

野球

概要

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wOBAとは、打者がどれだけ出塁したかだけでなく、その出塁の「質(価値)」も加味して算出する指標。

四球や単打、二塁打、三塁打、本塁打といったそれぞれのプレーに異なる「重み(得点への貢献度)」をつけて計算される。

OPSよりも精度の高い打撃力評価ができるため、セイバーメトリクスでは主要な打撃指標のひとつとして重視されている。

特徴

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・単打や四球より、本塁打の方が得点に貢献するため、wOBAではそれぞれに異なる重みをつける

・年によって重みの値(係数)は変わる(リーグ全体の得点状況に応じて調整)

・平均wOBAはだいたい .320前後、.400を超えると超一流レベルとされる

語源

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Weighted「重みづけされた」On-Base「出塁」Average「平均」の略。

この略語では、「w」は“weighted”という形容詞で、他の略語部分(OBA)と区別するために小文字で書かれるのが慣例。セイバーメトリクスの世界では、同様に「wRC」や「wRAA」なども「w」だけ小文字で表記されるスタイルが一般的。

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セイバーメトリクス

OPS

明け透け (あけすけ)

明け透け 読み:アケスケ
とは、

概要

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明け透けとは、隠し立てせず、率直にものを言う態度や様子を指す言葉。

ポジティブにもネガティブにも使われることがあり、「ざっくばらん」「正直」といった意味合いの一方で、「無遠慮」「配慮が足りない」と受け取られることもある。

語源

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明け「明らか」透け「透き通る」という意味で、物事がはっきりと見えること、またはそういう言い方や態度から来ている。

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楽市楽座 (らくいちらくざ)

楽市楽座 読み:ラクイチラクザ
とは、

概要

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楽市楽座とは、市場(市)や営業場所(座)での取引を自由にする政策で、特定の商人や職人の特権を廃止し、誰でも商売できるようにした制度。主に戦国大名経済を活性化させるために行った。

楽市」は市場の出入りを自由にし、「楽座」はそれまでの既得権益だった座(同業組合のようなもの)を撤廃したことを指す。商売の自由化により、人やモノの流れが活発になり、城下町の発展にもつながった。

背景と目的

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戦国時代、大名たちは自国の経済基盤を強くするために楽市楽座を導入した。

これにより、商人を呼び寄せ、税収を増やし、城下町を繁栄させることが狙いだった。

有名な例

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織田信長が1567年、美濃国(岐阜)の市場で楽市令を出したのが代表例。

豊臣秀吉や徳川家康も、支配下の都市で同様の政策を実施した。

語源

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楽市「自由な市場」楽座「制限のない営業活動」という意味から。「楽」は「免除する」「自由にする」という意味を持ち、従来の税や営業制限をなくすことを表している。

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政策