資本主義 読み:シホンシュギ
Capitalism 読み:キャピタリズム
とは、
『個人や企業が財やサービスを自由に取引し、利益の追求を目的とする経済体制』
概要
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資本主義は、土地・工場・資金などの生産手段を個人や企業が所有し、自由な競争と市場の働きによって商品やサービスを取引する経済体制。
利潤を得ることを主な目的とし、価格や生産量などは市場(需要と供給)によって決まる。
国家が経済にほとんど関与せず、市場の自由に任せる「自由放任(レッセフェール)」の原則が基本とされるが、現代の資本主義では、政府が一定の介入(規制や福祉政策)を行う混合経済が一般的となっている。
富の創出や技術革新を促す一方で、貧富の差や経済格差などの問題も生み出すため、調整や修正が求められる場面も多い。
起源
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資本主義の起源は16〜18世紀のヨーロッパにさかのぼる。商業活動の発展や産業革命を背景に、労働力を雇って商品を生産し、利益を追求する経済活動が広まった。
「資本主義」という言葉自体は、19世紀にマルクスが使用し始めた概念であり、それ以前から存在していた制度を理論的に定義・批判する形で登場した。