利潤 (りじゅん)

利潤 読み:リジュン
とは、

概要

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利潤とは、商品やサービスの販売・取引などの経済活動によって得た収入から、原材料費・人件費・設備費などの費用を差し引いた残りの利益のこと。

一般的には「もうけ」や「利益」とも言われるが、特に資本主義経済では、資本を投下して得られる収益の源泉として重要視される。

経済学では、利潤は企業が成長し続けるための原動力とされ、投資や競争を促進する要因にもなる。

マルクス経済学では、利潤は労働者の生み出す価値のうち資本家が無償で得る部分(剰余価値)と位置づけられ、搾取の構造としても問題視される。

例文

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利潤を最大化するために、生産効率を見直した。

・企業の存在目的は利潤の追求にあるとされる。

語源

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利益「うるおう」という意味で、合わせて「利益によって経済的に豊かになること」を表す漢語。中国古典にも見られる表現で、日本では近代以降、経済学や会計用語として定着した。

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