日本語

主文 (しゅぶん)

主文 読み:シュブン
とは、

法律

概要

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主文は、文章や文書の中で最も重要な部分、中心となる文を指す言葉。

特に法律分野では、裁判所の判決文において裁判所の判断・結論を具体的に記載した部分を意味し、命令や認定の内容がここに書かれる。

日常的には、長文の中で趣旨や要点を述べた文を指すこともある。

例文

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・判決の主文を読み上げる。

・その文書の主文を確認した。

語源

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「おも」「ぶん」から成り立ち、「中心となる文」という意味で使われるようになった。日本の古典的な文書や判決書で、中心の文をこう呼んだことが起源とされる。

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側室 (そくしつ)

側室 読み:ソクシツ
とは、

概要

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側室は、日本語の名詞で、主に身分の高い男性が正妻のほかに置いた女性を指す言葉。

と違い、家の存続や家督相続を目的として公的・制度的に認められた存在であることが多い。

武家公家の家で設けられ、側室の子が正妻の子に代わって跡を継ぐこともあった。

現代では制度としての側室は存在せず、歴史用語として用いられる。

例文

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・その大名は正妻のほかに二人の側室を置いていた。

側室の生んだ子が家督を継いだ。

語源

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「そば、かたわら」「妻」を合わせた語で、「正妻の次の身分の妻」の意を表す。中国の家族制度の影響を受け、日本でも古代から側室制度が存在し、特に武家社会で定着したとされる。

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正妻

正妻 (せいさい)

正妻 読み:セイサイ
とは、

概要

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正妻は、日本語の名詞で、正式な婚姻によって認められた本来の妻を指す言葉。

側室やなどの立場の低い配偶女性と区別するために用いられる。
歴史的には一夫多妻的な社会で、家督や財産の相続権を持つ女性を正妻と呼んだ。

現代では一夫一妻制のもと、この語は歴史的・文化的な文脈や比喩的表現で使われることが多い。

語源

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「正式な」「つま」を組み合わせた語で、側室やと区別される正式な妻の意を表す。中国の律令制度や家族制度の影響を受け、日本でも古代から用いられてきた言葉とされる。

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妾 (めかけ)

妾 読み:メカケ
とは、

概要

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は、日本語の名詞で、正式な妻ではないが、男性が生活の面倒を見て、性的関係を持つ女性を指す言葉。

歴史的には、身分の高い男性が複数の女性を養うことが認められていた時代に多く用いられた。

妾は正妻に対して立場が低く、主に側室や愛妾という形で存在した。

現代では使われることが少なく、古風で否定的、または差別的な響きを持つことが多い。

例文

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・彼はを持っていた。

・時代劇では大名のが登場することがある。

語源

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」という字は、女性が立って仕える様子を表した象形文字とする説が有力で、元々「召使いの女性」や「女奴隷」を意味していた。この身分の低さから、自分をへりくだる謙譲語としての用法が派生したとされる。中国では代以降、「」は的に認められた側室の地位を表す正式な用語となり、日本でも平安時代から側室制度とともに定着した。

めかけ」の語源については、古い形「めのと(乳母)」との関連を指摘する説があるほか、「目をかける」からとする民間語源も知られているが、決定的な定説はなく、諸説がある。

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正妻

測量 (そくりょう)

測量 読み:ソクリョウ
とは、

概要

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測量は、土地や海、川、建物、道路などの位置、形、面積、高さ、距離などを科学的に測定することを指す。

地図作成、土木工事、土地登記、都市計画などに不可欠な基盤作業として用いられる。

測量は目的や方法によって、地上測量航空測量、海洋測量、衛星測量などに分類されることがある。また、測量士や測量士補などの専門資格者がその作業を担う。

語源

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「はかる」「はかる」が組み合わさった言葉で、正確に数値を求めることを意味する。中国の古典にも見られる語であり、日本でも古くから土地の計測や距離の計算を表す語として用いられてきた。

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