日本語
怨恨 (えんこん)
怨恨怨恨 読み:エンコン
とは、
『深く恨むこと』
概要
詳細≫
怨恨とは、強い不満や被害意識を背景として生じた恨みの感情が、長期間にわたって心中に蓄積された状態を指す語。
単なる一時的な怒りや不快感ではなく、忘れがたく、繰り返し思い返される点に特徴がある。
人間関係や社会的立場、過去の出来事などに起因して生じることが多く、復讐心や敵意と結びついて語られる場合もある。
例文
詳細≫
・長年の怨恨が、ついに表面化した。
・些細な誤解が深い怨恨へと変わっていった。
・彼は過去の怨恨を捨てきれずにいた。
語源
詳細≫
怨「うらむ、恨みを抱く」恨「心に残る恨み」。
いずれも「恨む」意味を持つ漢字を重ねることで、恨みの深さや持続性を強調した漢語。
関連記事
溶断 (ようだん)
溶断 読み:ヨウダン
とは、
『金属などを加熱して溶かし、切断すること』
概要
詳細≫
溶断は、ガスや電気、プラズマなどによって材料を高温にし、局所的に溶融させて切り離す加工方法を指す。
切削やせん断とは異なり、熱エネルギーを用いる点が特徴で、厚みのある鋼材や硬い金属の切断に適している。
工場や建設現場、解体作業など、工業分野を中心に広く用いられる。
例文
詳細≫
・老朽化した鉄骨をガス溶断で撤去した。
・作業前に溶断機の安全確認を行う。
語源
詳細≫
溶「とかす、溶ける」断「たつ、切り離す」という意味から、「材料を溶かして切り離すこと」を表す語として成立した工業用語。
関連記事
市松模様 (いちまつもよう)
市松模様 読み:イチマツモヨウ
とは、
『2色の正方形を交互に、格子状に並べた模様』
概要
詳細≫
市松模様は、同一サイズの正方形を二色以上で交互に並べた連続模様を指す。
日本の伝統的な文様の一つで、染織、衣服、陶磁器、建築装飾など幅広い分野で用いられてきた。
規則正しい構造による安定感と、どこまでも続くような視覚効果を特徴とし、現代では伝統意匠に限らず、デザイン、ファッション、グラフィック、デジタル表現などにも広く応用されている。
語源
詳細≫
江戸中期の歌舞伎役者、佐野川市松(さのがわ いちまつ)の名に由来する。
彼が舞台衣装としてこの格子模様の袴を着用し、当時の江戸で爆発的に流行したことから「市松の模様」として定着した。
それ以前は「石畳文(いしだたみもん)」などと呼ばれていたが、一人の役者の人気によって名称が置き換えられた、日本の流行文化を象徴する文様名である。
関連記事
請願 (せいがん)
請願 読み:セイガン
とは、
『公的機関に対し、正式に意見や要望を申し立てること』
概要
詳細≫
請願は、国や地方公共団体などの公的機関に対し、意見や要望を正式な手続に基づいて提出する行為を指す。
日本国憲法第16条では「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律・命令・規則の制定・廃止・改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有する」と規定され、基本的人権の一つとして保障されている。
国会や地方議会に対して行われる請願は、議員の紹介を必要とするなど、一定の手続が定められている。
陳情と似た概念であるが、法的には区別される場合がある。
例文
詳細≫
・市民団体が環境保護に関する請願を国会に提出した。
・住民は学校施設の改善を求める請願書を市議会に出した。
語源
詳細≫
請「こいねがう、願い出る」願「ねがう、のぞむ」という意味から成る語で、「願いを正式に申し出ること」を表す漢語。
近代議会制度の成立とともに、法的手続を伴う要望行為を指す用語として定着した。
