日本語

利潤 (りじゅん)

利潤 読み:リジュン
とは、

概要

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利潤とは、商品やサービスの販売・取引などの経済活動によって得た収入から、原材料費・人件費・設備費などの費用を差し引いた残りの利益のこと。

一般的には「もうけ」や「利益」とも言われるが、特に資本主義経済では、資本を投下して得られる収益の源泉として重要視される。

経済学では、利潤は企業が成長し続けるための原動力とされ、投資や競争を促進する要因にもなる。

マルクス経済学では、利潤は労働者の生み出す価値のうち資本家が無償で得る部分(剰余価値)と位置づけられ、搾取の構造としても問題視される。

例文

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利潤を最大化するために、生産効率を見直した。

・企業の存在目的は利潤の追求にあるとされる。

語源

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利益「うるおう」という意味で、合わせて「利益によって経済的に豊かになること」を表す漢語。中国古典にも見られる表現で、日本では近代以降、経済学や会計用語として定着した。

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利益

資本 (しほん)

資本 読み:シホン
とは、

概要

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資本とは、ビジネスや経済活動において、利益を得るために使われる元手や基盤となるものを指す。

具体的には、現金・株式・機械・土地・建物など、生産や取引に使われる財や価値のあるもの全般が含まれる。

経済学では「労働」「土地」と並ぶ生産の三要素の一つとされ、企業の設備投資・商品仕入れ・労働力の確保などに使われる。

また、企業や個人が利益を得る目的で投資に回すお金という意味でも用いられる。

例文

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・起業にはある程度の資本が必要だ。

・外国からの資本が国内市場に流入している。

語源

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「たすける」「もと」を組み合わせた熟語で、もともとは「事業を助けるもととなるもの」という意味。

経済学用語としての「資本」は、西洋の capital にあたる語で、明治期に訳語として定着した。

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capital

土地 (とち)

土地 読み:トチ
とは、

概要

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土地は、地表の一定範囲を指し、自然環境や地形の特徴を含む。

また、国や地方の領域、国境によって区分された地域を意味することもある。

不動産としての土地は所有や利用の対象となり、法律的な権利や価値が関わる。

語源

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「地面や大地」「場所や領域」という意味から。

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区域 (くいき)

区域 読み:クイキ
とは、

概要

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区域は、特定の目的や基準によって区切られた範囲や場所を指す言葉。

行政上の区分、法律や規則による区分、または防災、交通、開発などの目的で定められることが多い。
例えば、学校区域、立入禁止区域、都市計画区域など、一定の基準に基づいて範囲が定められるのが特徴。

地域に比べ、より制度的・機能的な意味合いが強い。

語源

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「区切ること」「範囲」を意味し、合わせて「区切られた範囲」を表す言葉となった。

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地域

地域 (ちいき)

地域 読み:ちいき
とは、

概要

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地域は、地理的に区切られた範囲や場所を指す言葉で、都市、町、村、都道府県、国などさまざまなスケールで使われる。

自然環境や行政区画、文化的特徴、経済圏などによって定義されることが多く、人々の生活や社会活動の単位として重要視される。

地域には特有の歴史や風土があり、その特徴によって住民の暮らしや価値観に影響を与えることがある。

語源

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土地や場所」「区切られた範囲」を意味し、合わせて「区切られた土地の範囲」を表す言葉となった。

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土地

区域