日本語

平和裏 (へいわり)

平和裏 読み:ヘイワリ
とは、

概要

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平和裏」は、「争いごとや混乱などがなく、穏やかに事が運ぶさま」を表す副詞。

特に交渉・話し合い・解決・移行などが、対立や暴力なしに静かに進んだことを示すときによく使われる。

文章語的でやや堅い印象があるため、公的な文書や報道文でよく見られる。

語源

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平和」と「」が結びついた語。「」は接尾語的に使われ、「…の状態・ありさま」という意味を加える。つまり「平和のありさま(のもとで)」という意味から、「平和裏に」という副詞が成立している。

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落下傘 (らっかさん)

落下傘 読み:ラッカサン
とは、

概要

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落下傘とは、空中から人や物資を安全に地上へ降ろすために使われる装置のこと。
主に空挺部隊や救助活動、航空機からの投下作業などで使用される。

大きな布が空中で開き、空気の抵抗を受けることで降下の速度を大幅に遅くするしくみ。
人が背負って使用するタイプのほか、貨物用の大型のものもある。

日常会話や比喩表現では「突然外部から送り込まれた人物」の意味で「落下傘人事」などの形で使われることもある。

語源

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日本語の「落下」と「」を組み合わせた言葉。明治期以降、英語の parachute の訳語として使われ始めた。中国語でも同様の構成で「降落傘」と表記されることがある。元々は西洋から伝わった技術用語で、日本語では意味を直訳する形で定着した。

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パラシュート

遊説 (ゆうぜい)

遊説 読み:ユウゼイ
とは、

概要

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遊説」は、政治家や活動家などが自分の考えや政策を広めるために、各地をまわって演説したり、人々に訴えたりする行動を指す。

特に選挙期間中に候補者が支持を得る目的で行う活動として使われることが多い。「街頭遊説」や「全国遊説」のように使われる。

例文

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・候補者は全国を遊説して支持を呼びかけた。

・環境保護の重要性を訴えるために各地を遊説した。

語源

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「まわる」「とく」という意味から。中国でも古くは諸侯を説得するために各地を回った思想家の活動を「遊説」と呼んだ。

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点呼 (てんこ)

点呼 読み:テンコ
とは、

概要

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点呼とは、集団の中で一人ひとりの名前を呼んで返事をさせることで、全員がそろっているかを確認する方法。

学校や軍隊、職場、避難訓練などで使われる。

人だけでなく、物品や機材の点検でも使われることがある。

例文

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・朝礼で出席者の点呼を取る。

・現場作業前に安全確認のため点呼を実施した。

語源

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「しるしをつける」「呼びかける」を意味し、「名前を呼んで印をつけて確認する」ことから「点呼」となった。軍事用語として用いられたのが一般にも広まったとされる。

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会談 (かいだん)

会談 読み:カイダン
とは、

概要

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会談とは、国の首脳大臣・代表者などが集まり、政策、外交、安全保障、経済などの重要な問題について話し合うことを指す。特に国際関係においては、国と国との交渉・協議の場として使われる。

単なる雑談や一般的な会話とは異なり、公式性があり、目的を持った話し合いである点が特徴。

会談には「首脳会談」「日米会談」「多国間会談」など、目的や参加者に応じたさまざまな形式がある。会談の内容は、外交文書や共同声明などにまとめられることも多い。

例文

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・両国の首脳が非公式に会談を行った。

・外相会談では経済協力が議題となった。

語源

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「あう」「はなしあい」という意味から。つまり「会談」は、「集まって話し合うこと」という意味の漢語であり、古くから中国語にも見られる語構成。日本語では特に重要な議題についての公式な話し合いを意味する語として定着している。

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