フランス語

Ressentiment (ルサンチマン)

ressentiment 読み:るさんちまん
とは、

【名】

概要

ressentimentとは、怒りや恨みを直接表出できない状況に置かれた人が、その感情を内面に蓄積し、歪んだ形で持続させる心理状態を指す。

特に、自己の無力さや劣位を他者や社会への否定・攻撃へと転化させる点に特徴がある。

哲学の分野では、ニーチェが道徳批判の中で用いた概念として知られ、弱者が強者への敵意を「正義」や「善悪」の価値判断にすり替える心理過程を説明する際に用いられる。

例文

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・He was driven by ressentiment toward those more successful than himself.
彼は自分より成功している人々へのルサンチマンに突き動かされていた。

・Nietzsche analyzed ressentiment as the psychological root of slave morality.
ニーチェはルサンチマンを奴隷道徳の心理的根源として分析した。

Ressentiment can quietly distort one’s sense of justice and values.
ルサンチマンは、人の正義感や価値観を静かに歪めることがある。

語源

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re-「再び」sentir「感じる」から成り、「繰り返し感じ続ける感情」、特に消化されない怒りや恨みを意味するようになった。
哲学・思想分野の専門語として英語に取り入れられた語。

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怨恨

Champignon (シャンピニオン)

champignon 読み:シャンピニオン/シャンピニョン
とは、

【名】

概要

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champignon はフランス語で「きのこ」を意味する名詞で、日常語としてはあらゆる種類のきのこを指す。

料理の文脈では、一般に白色のマッシュルーム(いわゆるシャンピニオン・ド・パリ)を指すことが多く、フランス料理では非常に基本的な食材として扱われる。

英語の mushroom に相当する語だが、フランス料理用語として国際的にもそのまま使われることがある。

例文

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・Ce plat contient des champignons frais.
 この料理には新鮮なきのこが入っている。

・Les champignons sont indispensables dans la cuisine française.
 きのこはフランス料理に欠かせない食材だ。

語源

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ラテン語 campania「平野、野原」に由来し、「野原に生えるもの」という意味から発展した語。
つまり champignon は本来、「野に自然に生える菌類」を指す言葉である。

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aventure (アバンチュール)

aventure 読み:アバンチュール/アヴァンチュール
とは、

【名】

概要

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aventure」は、「冒険」や「予期せぬ出来事」を意味する名詞。

英語の「adventure」と語源を同じくし、フランス語では日常会話のほか文学作品などでも頻繁に用いられる。

特に恋愛関係において「一時的な情事」や「浮気」を指す場合もある。

例文

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・Il rêve d’une grande aventure.
彼は大きな冒険を夢見ている。

・C’était juste une aventure sans lendemain.
それはただの一夜限りの関係だった。

語源

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ラテン語 adventura「これから起こること」に由来し、ad「〜へ」と venire「来る」が結合した語。
つまり「これからやって来る出来事」という意味から、「冒険」「予期せぬ体験」を表すようになった。

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étiquette (エチケット)

étiquette 読み:エチケット/イティケット/エティケット
とは、

【名】

概要

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étiquette」は、社交の場や公式の場で求められる礼儀作法やふるまいの規範を表すフランス語の名詞。

英語にも etiquette の綴りで取り入れられており、意味もほぼ同じだが、フランス語ではより格式的で伝統的な場面に使われる傾向がある。

日常的なマナーよりも、社会的な立場や場の品格を重んじる「礼儀」を指す。

例文

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・Il faut respecter l’étiquette lors d’un dîner officiel.
公式の晩餐会では礼儀作法を守らなければならない。

語源

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古フランス語 estiquette「注意書き、指示」に由来する。
もとは宮廷の行事や儀式で守るべき規則を書いた札を指し、そこから「作法」「礼儀」という意味に発展した。

つまり「étiquette」は「行動のきまりを記したもの」から転じて「礼儀作法」を表す語となった。

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作法

マナー

façade (ファサード)

façade 読み:ファサード
とは、

【名】

概要

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façadeは、建物の正面部分や外観を指す名詞。
建築分野でよく使われ、特に「装飾的な正面」を意味する。

また、façade比喩的に人や物事の外見、体裁、うわべの印象を表す語としても用いられる。

例文

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・La façade de l’église est magnifique.
その教会の正面は壮麗だ。

・Il cache sa tristesse derrière une façade de bonheur.
彼は幸福のうわべの裏に悲しみを隠している。

語源

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イタリア語 facciata「顔、正面」に由来し、さらにラテン語 facies「顔」に遡る。
つまり「顔」や「外側の見え方」という意味から転じて、「建物の顔=正面」や「外見的な姿」を指す語となった。

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