方言

きときと (キトキト)

きときと 読み:キトキト
とは、

富山の方言

概要

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きときと」とは、主に富山県を中心とした北陸地方の方言で、「新鮮で活きがよい」「元気で張りがある」といった意味で使われる言葉。

特に魚や野菜などの鮮度が高いものに対して用いられることが多く、富山の市場や観光案内などでも「きときと」は品質の良さを表す表現として親しまれている。

また、人の様子に対しても使われることがあり、「元気で生き生きしている」状態を指す。

使用例

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きときとの魚が並んどるよ。
(新鮮な魚が並んでいるよ。)

・あの子はきときとしてて、見てて気持ちがいいね。
(あの子は元気で生き生きしていて、見ていて気持ちがいいね。)

語源

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明確な語源は不詳だが、擬態語的な用法で、動きや勢いのある様子を音で表現したものとされる。「ぴちぴち」や「いきいき」に近い感覚で使われる。富山弁としての地域性が強く、県外ではあまり一般的ではない表現。

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ばくる (バクル)

ばくる 読み:バクル
とは、

北海道の方言

概要

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ばくる」は北海道をはじめとした一部の地域で使われる方言で、「交換する」「取り替える」という意味をもつ。

たとえば、「お菓子ばばくろう(お菓子を交換しよう)」というふうに使われる。特に子ども同士が物を交換する場面などでよく使われてきた。

また、「ばくりっこ」という形でも使われ、「○○と○○をばくりっこしよう(○○と○○を取り替えっこしよう)」のように、親しみのある表現として日常会話に登場する。

語源

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ばくる」は「博労(ばくろう)」を語源とする言葉。博労とは、かつて牛や馬などの家畜を仲介・売買していた職業で、物々交換も行っていたことから、「交換する」という意味の動詞として派生したと考えられている。

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博労

ウチカビ (うちかび)

ウチカビ 読み:うちかび
とは、

概要

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ウチカビとは、沖縄の伝統的な紙銭で、先祖供養の際にあの世のお金として燃やす。

旧盆や清明祭(シーミー)などの行事で使われ、先祖があの世で困らないようにするための習慣。

語源

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昔は「カビウチ(紙打ち)」と呼ばれ、刻印を藁紙に押して作られていたため、「ウチカビ(打ち紙)」と呼ばれるようになった。

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イキる (いきる)

イキる 読み:イキル
とは、

概要

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「イキる」とは、「粋がる」の略であり、本来は謙虚に振る舞うべき状況で自信過剰や偉そうな態度を取る行為を指す。

元々は関西地方の方言として使われていたが、現在では全国的に広まり、主に否定的なニュアンスで用いられる。

過剰な振る舞いによって信用を損なう行為を揶揄する際に使われることが多い。

語源

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粋がる」を略した表現。

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粋がる

アテ (あて)

アテ 読み:あて
とは、

概要

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アテ」とは、関西地方(特に大阪や京都など)で使われる方言で、酒を飲むときに一緒に食べる軽い料理やつまみのことを指す。

標準語でいう「おつまみ」や「酒の」にあたる言葉。

干物、漬物、枝豆、焼き鳥など、種類は様々で、居酒屋や家庭でも日常的に使われる。

語源

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「酒にあてがう料理」という意味からといわれている。

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おつまみ