氷柱 (つらら)

氷柱 読み:つらら/ひょうちゅう
とは、

概要

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氷柱は、冬の寒い時期に屋根の端や木の枝、崖などから垂れ下がる形で自然にできる氷の柱。

水がしたたり落ちる過程で少しずつ凍り、下へ向かって伸びていくことで形成される。

細くとがった形をしており、寒冷地では冬の風物詩として広く知られている。

語源

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つらら」は、古語「つらつら(表面がつややかで滑らかなもの)」が語源とされ、氷のつるつるした質感を表す言葉から生まれたと考えられている。
古くは「たるひ(垂氷)」という別の呼び名もあり、これは東北地方の方言「たろひ」「たろんぺ」などに残っている。

漢字の「氷柱」は後から当てられた表記。

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Legionella (レジオネラ)

legionella 読み:れじおねら
レジオネラ菌 読み:れじおねらきん
とは、

概要

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レジオネラは、レジオネラ属に分類される細菌の総称で、特に「レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)」という菌種が知られている。

この菌は主に温水や冷却塔、加湿器、水風呂、循環式の浴槽などの水環境に生息しており、これらから発生したエアロゾル(細かい水しぶき)を吸い込むことで人に感染することがある。

感染すると、「レジオネラ症」と呼ばれる肺炎(在郷軍人病)や、軽症の発熱を伴う「ポンティアック熱」を引き起こすことがある。

特に高齢者や免疫力が低下している人にとっては重症化しやすく、衛生管理上の重大な注意が必要とされている。

語源

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1976年にアメリカ・フィラデルフィアで開催された退役軍人(レジオン=Legion)会議に参加していた人々の間で集団肺炎が発生し、後に原因菌としてこの新種の細菌が発見されたことに由来する。
菌の名称「Legionella」は、この事件に関係する「American Legion(アメリカ在郷軍人会)」にちなんで命名された。日本語でもこの出来事に由来し、「在郷軍人病」という名称で知られる。

同義語

レジオネラ属菌 (れじおねらぞくきん)

在郷軍人病 (ざいごうぐんじんびょう)

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rampart (ランパート)

rampart 読み:らんぱーと
とは、

【名】

概要

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rampart」は、防衛のために築かれた城壁や土塁などの構造物を指す名詞。
特に中世の城や要塞において、外敵の侵入を防ぐための防御壁や高台のような形状の構築物に使われる。

文語や歴史的な文脈でよく見られる語で、詩や文学でも比喩的に「防波堤」「守りの象徴」として用いられることがある。

例文

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・The soldiers stood atop the ramparts, watching the enemy approach.
 兵士たちは城壁の上に立ち、敵が近づくのを見守っていた。

・Freedom is the final rampart against tyranny.
 自由は専制に対する最後の防波堤である。

語源

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中英語 ramparte、古フランス語 ramparer「防御を築く」に由来。
「ramparer」は rampe「斜面、土手」-er「〜する」から成る。
つまり、もとは「盛り土や斜面で築いた防御壁」という意味合い。

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Perilous (ペリラス)

perilous 読み:ぺりらす
とは、

【形】

概要

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perilous は「極めて危険な」「身に危険が及ぶ可能性がある」といった意味で使われる形容詞。

物理的な危険や命の危機にかかわる状況だけでなく、社会的・心理的なリスクに対しても用いられる。

文語的・やや堅めの表現で、日常会話よりも文章や演説、文学作品などで多く見られる。

例文

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・They embarked on a perilous journey through the desert.
 彼らは砂漠を越える非常に危険な旅に出た。

・Speaking out against the regime was a perilous act.
 政権に反対の声を上げることは、危険な行為だった。

語源

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ラテン語 periculum「危険」が語源で、古フランス語 perilleus を経て中英語 perilous として英語に入った。

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Gleaming (グリーミング)

gleaming 読み:ぐりーみんぐ
とは、

【形】

概要

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gleaming」は、「gleam」の現在分詞・形容詞形で、何かが表面で明るく輝いていたり、光を反射してつややかに見える状態を表す言葉。
たとえば、よく磨かれた金属やガラス、白く輝く歯、うれしそうに光る目など、清潔感や美しさ、喜びなどの印象を与える文脈でよく使われる。

文語・詩的表現でも用いられることが多く、視覚的に印象的な状態を強調するときに用いられる。

例文

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・She had a gleaming smile on her face.
彼女は輝くような笑顔を浮かべていた。

・The floor was gleaming after it was polished.
床は磨かれてつやつやと光っていた。

・He wore a gleaming pair of black shoes.
彼はつややかな黒い靴を履いていた。

語源

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gleam「微かな光」に、現在分詞・形容詞化を表す語尾 -ing がついたもの。
つまり「光っている状態」や「輝いて見える性質」を表す形容詞となった。

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gleam