
大脳 読み:ダイノウ
とは、
『脳の中で最も大きく、高度な認知・運動・感覚・言語などをつかさどる部分』
概要
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大脳は脳全体の中で最も大きな部分で、人間の脳の大部分を占めている構造。
左右の大脳半球からなり、それぞれが前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉といった複数の領域に分かれている。
大脳皮質(表面の灰白質)は、思考、判断、記憶、言語、感情、運動、感覚などの高次機能を担っており、人間らしい知的活動の中心となっている。
内側には大脳髄質(白質)や大脳基底核などの構造があり、自律的な運動の調整や感情の制御にも関与している。
進化的にも発達が著しく、人間の高度な精神活動の基盤となる重要な部位。
語源
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大「大きい」脳「あたまの中にある神経中枢」という意味から。
つまり「大脳」は「脳の中でも特に大きく中心的な部分」を表す言葉で、医学・生理学・解剖学などで用いられる基本語。