
glutamine 読み:ぐるたみん
とは、
『体内で合成される非必須アミノ酸の一つ』
概要
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グルタミンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種で、体内で自然に合成される「非必須アミノ酸」に分類される。
筋肉、血液、臓器などに多く存在し、主に免疫機能の維持、消化管の保護、筋肉の修復、エネルギー供給などに関与している。
ストレスや疾患、激しい運動などで消費量が増えると、一時的に不足することがあるため、栄養補助食品として摂取されることもある。
また、体内ではグルタミン酸から合成され、逆にグルタミン酸へと変換される可逆的な関係がある。
脳や腸、腎臓などでも重要な役割を果たし、生理学的にきわめて重要なアミノ酸のひとつ。
語源
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「glutamine」は、アミノ酸「グルタミン酸(glutamic acid)」から派生した名称。グルタミン酸にアンモニアが結合した構造を持つため、その誘導体として「glutamine」と名付けられた。語尾の「-ine」は、化学においてアミノ酸やアルカロイド類を表す語尾。語源的には「gluten」に由来し、もともと小麦タンパクの加水分解によって得られた成分として発見された。