明荷/明け荷 読み:アケニ
とは、
相撲
『場所入りの際に力士が持っていくつづら』
概要
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明荷とは、大相撲の巡業や本場所の開催地へ向かう際に、相撲部屋から先に発送される大きな荷物のことである。主に力士の衣類、寝具、化粧まわし、浴衣、草履などの生活用品や相撲に必要な道具類が含まれる。
巡業や本場所は長期にわたるため、力士たちは自分たちで必要最低限のものしか持参せず、多くの荷物はこの「明荷」によって事前に現地へ届けられる。
語源
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「明け」は、場所や巡業の始まりを指し、「荷」は運搬される荷物の意味。場所が“明ける”=始まる際に送る荷物であることから「明け荷」と呼ばれるようになったと考えられる。