医学

経口補水液 (けいこうほすいえき)

経口補水液 読み:ケイコウホスイエキ
とは、

概要

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経口補水液は、脱水状態に陥った体に対し、水分と電解質を口から効率よく補給するために設計された飲料。

水にナトリウムやカリウムなどの電解質、そして少量の糖分がバランスよく溶けており、腸からの吸収が高められるようになっている。

体内で重要な電解質には、ナトリウム(Na⁺)、カリウム(K⁺)、塩化物(Cl⁻)、マグネシウム(Mg²⁺)などがあり、これらは神経伝達、筋肉の動き、体液バランスなどに深く関わっている。

経口補水液は、発熱・下痢・嘔吐・熱中症などによる水分・電解質の喪失時に有効であり、特に高齢者や子どもにとって重要な対処手段となる。

スポーツドリンクと比べると、ナトリウム濃度が高く、糖分は控えめに調整されており、医療や救急の現場でも使用されることがある。

語源

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経口「口からのむこと」補水「水分をおぎなう」「液体」という意味から。つまり「経口補水液」は「口から飲んで水分と電解質を補うための液体」を表す言葉。医療・健康管理の分野で使われる専門的な用語。

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経口

熱中症

電解質

熱中症 (ねっちゅうしょう)

熱中症 読み:ネッチュウショウ
とは、

概要

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熱中症は、高温多湿な環境で体温の調節機能が乱れ、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで発生する健康障害。

主な症状には、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感、筋肉のけいれん、意識障害などがある。

炎天下での運動や作業中だけでなく、室内でも発症することがあり、特に高齢者や子どもにとっては命に関わる危険な状態となる。

重症化すると「熱射病」と呼ばれ、緊急の医療対応が必要になる。

語源

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「高い温度」「〜のなか」「症状」という意味から。つまり「熱中症」は「高温環境の中で発生する身体的な異常症状」を表す言葉。医学的には夏場によく見られる季節性の障害として位置づけられる。

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こむら返り (こむらがえり)

こむら返り 読み:コムラガエリ
とは、

概要

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こむら返りとは、ふくらはぎ(こむら)の筋肉が突然けいれんして、強い痛みを伴う症状。

夜間や運動中、あるいは長時間同じ姿勢を取った後などに起こりやすく、「足がつる」とも言い換えられる。

加齢、脱水、ミネラル不足(特にカルシウムやマグネシウム)、血行不良などが原因とされ、特に就寝中に発生することが多い。

発症時はストレッチなどで筋肉をゆっくり伸ばすと痛みがやわらぐ。

日常語として広く使われており、医療現場では「筋痙攣(きんけいれん)」とも表現される。

語源

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こむら」は古語で「ふくらはぎ」を意味し、「返り」はひっくり返る、急変するなどの意味。すなわち「こむら返り」は「ふくらはぎが裏返るような激しい動き(けいれん)を起こすこと」を表す言葉。江戸時代にはすでに使われていた古い表現で、「足がつる」状態の呼び方として定着している。

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生あくび (なまあくび)

生あくび 読み:ナマアクビ
とは、

概要

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生あくびとは、眠気や退屈による通常のあくびとは異なり、特に眠くない状態でも自然に出るあくびのことを指す。

体調不良やストレス、自律神経の乱れ、あるいは脳の血流不足などが原因とされることがあり、医学的にも注目されることがある。

緊張が緩んだ際や軽いめまい、吐き気を伴う場合もある。

語源

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生あくび」の「」は、「本来の形から外れている」「不完全な状態」「予期しない場面で現れる」といった意味合いを持ち、通常のあくびとは異なる性質を表している。「生返事」「生意気」などと同様、「不自然さ」や「異常さ」を示す接頭語的な用法と考えられる。したがって「生あくび」は、「通常とは異なる異質なあくび」という意味合いで名付けられた語と解釈できる。

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あくび

中手骨 (ちゅうしゅこつ)

中手骨 読み:チュウシュコツ
英語:Metacarpal bones 読み:メタカーパルボーンズ
とは、

概要

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中手骨は、人間の手にある骨の一部で、手のひら(手掌)の中に位置している。

片手に5本あり、それぞれ親指から小指まで1本ずつ対応している。

手首にある「手根骨(しゅこんこつ)」と、指の骨である「指節骨(しせつこつ)」をつなぐ役割を持ち、手を握ったり広げたりといった動作の支えとなっている。

中手骨があることで、手のひらに適度な柔軟性と強度が保たれている。

語源

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中手骨」という名称は、手の中央部分(中手)にある骨という意味から来ている。「中」は「中央」、「手」は「手のひら」、「骨」は骨格を指す語。

西洋医学の用語では “metacarpal bone” と呼ばれ、「carpal(手根)」の「後ろ=meta」に位置する骨という意味を持つ。

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画像:Anatomography(CC BY-SA 3.0)
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