日本語
従者 (じゅうしゃ)
従者 読み:じゅうしゃ/ずさ
とは、
『つき従う者』
概要
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「従者」とは、身分の高い人物や上位の立場の者に付き従って行動する人を指す名詞。
歴史的には、戦国時代や中世・近世において、武士や貴族に仕える家臣や供侍を指して用いられることが多い。
現代でも時代劇や歴史的文脈の中で用いられるほか、比喩的に「部下」や「従う者」という意味で使われることもある。
例文
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・武将は数人の従者を引き連れて城を出た。
・その者は忠実な従者として、常に主人に付き従った。
語源
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従「したがう」者「人」という意味から。
つまり「従者」は「誰かに付き従う人」を表す漢語であり、古くから封建的な主従関係の中で用いられてきた表現。
歴史・文学・物語などの文脈で多く使われる。
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余韻 (よいん)
余韻 読み:ヨイン
とは、
『音が鳴り終わった後に、かすかに残る響き』
『物事が終わったあとに残る、感覚や印象のなごり』
概要
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余韻とは、音や出来事が終わったあとにも心や空間に残り続ける感覚や印象を指す言葉。
もとは音楽や音に関する表現で、音が消えたあとにわずかに響きが残る様子を表していたが、現在では感動や美しさ、感情の余情が残る状態全般に使われる。
文学や芸術の世界では、直接的に語られない部分に漂う雰囲気や、鑑賞後の静かな感動を指す語としても用いられる。
日常会話でも、「旅の余韻」「感動の余韻」などの形で広く使われている。
語源
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余「のこる」韻「ひびき、音」という意味から。
つまり「余韻」は「音が消えたあとにも残る響き」を表す語であり、そこから転じて「感情や印象があとまで残ること」を意味するようになった言葉。
文学・芸術・感性表現の文脈で多用される。
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運河 (うんが)
運河 読み:ウンガ
とは、
『人工的に造られた水路』
概要
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運河とは、自然の川ではなく、人の手によって掘られた人工の水路を指す。
主に船の通行や水の運搬を目的として造られ、都市間の物流や灌漑などの用途にも利用される。
海と海、川と川をつなぐ交通路としての機能を果たすことが多く、内陸国や遠隔地の貿易にも大きく貢献する。
代表的な例としては「パナマ運河」「スエズ運河」などがあり、いずれも国際航路として極めて重要な役割を持つ。
語源
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運「はこぶ、」河「かわ、水の流れ」という意味から。
つまり「運河」は「ものや船を運ぶために設けられた川のような水路」を表す熟語。
古くから貿易や灌漑を目的とした土木事業に関連して用いられる語。
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氷柱 (つらら)
氷柱 読み:つらら/ひょうちゅう
とは、
『棒状に垂れ下がる氷の柱』
概要
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氷柱は、冬の寒い時期に屋根の端や木の枝、崖などから垂れ下がる形で自然にできる氷の柱。
水がしたたり落ちる過程で少しずつ凍り、下へ向かって伸びていくことで形成される。
細くとがった形をしており、寒冷地では冬の風物詩として広く知られている。
語源
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「つらら」は、古語「つらつら(表面がつややかで滑らかなもの)」が語源とされ、氷のつるつるした質感を表す言葉から生まれたと考えられている。
古くは「たるひ(垂氷)」という別の呼び名もあり、これは東北地方の方言「たろひ」「たろんぺ」などに残っている。
漢字の「氷柱」は後から当てられた表記。