政治

参議院一人区 (さんぎいんいちにんく)

参議院一人区 読み:サンギインイチニンク
とは、

概要

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参議院一人区とは、日本の国政選挙である参議院議員通常選挙において、1つの選挙区から1人だけが当選する区のこと。

選挙区の中でも少数派だが、当落が接戦になることが多く、選挙全体の行方を左右する重要区として注目されやすい。

政党間の争いが激しく、候補者調整や票の集約が勝敗を分ける。

定数が2人以上の「複数区」との対比で使われる用語で、選挙分析や報道でよく用いられる。

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参議院

選挙区

一人区

一人区 (いちにんく)

一人区 読み:イチニンク
とは、

概要

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一人区とは、選挙で1人だけを選出する仕組みの選挙区を指す言葉。
特に国政選挙の参議院選挙や地方議会選挙などで使われる。

各一人区では最多得票を得た候補者1人のみが当選するため、少数票の切り捨てが大きく、与野党が競り合いやすい接戦区となることが多い。

複数人を選ぶ「複数区(複数人区)」と対比される語。

語源

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一人」は「ひとり」、すなわち当選者が一人であることを意味し、「」は選挙における選挙区(地域的な区分)を指す。

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選挙区

民主主義 (みんしゅしゅぎ)

民主主義 読み:ミンシュシュギ
Democracy 読み:デモクラシー
とは、

概要

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民主主義とは、国民一人ひとりが政治に参加し、社会のルールや方針を自ら決定していくべきだとする考え方や政治体制のこと。

代表的な形式には、国民が直接意思を示す「直接民主制」と、選ばれた代表者を通じて意思を反映する「間接民主制(代表制)」がある。

自由な選挙、言論の自由、多数決の原則、少数意見の尊重などが重視され、権力が特定の人物や集団に集中しないような仕組みが整えられる。

現代の多くの国家はこの民主主義に基づいた政治体制を採用している。

語源

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民主」は「民(国民)が主(主人公)」という意味で、「主義」は一定の思想や立場を表す語。
英語 democracy の訳語で、これはギリシャ語 demos「民衆」kratos「権力、支配」に由来する。
19世紀以降、西洋の政治思想を日本語に翻訳する中で定着した表現。

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下院 (かいん)

下院 読み:カイン
とは、

概要

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下院とは、二院制の議会において上院と並立する議院の一つで、国民からの直接選挙によって選ばれることが多く、立法過程の主導的役割を担うとされる。

一般に下院は任期が短く、議員数も多く、選出も比較的広範囲の民意に基づくため、国民の意思をより反映する機関と位置づけられる。

多くの国では予算案の提出権が下院にあるなど、実務的な権限が強い場合も多い。
日本では衆議院、アメリカでは下院(House of Representatives)、イギリスでは庶民院(House of Commons)がこれに該当する。

下院」という名称は上下関係を意味するものではなく、制度上の呼称として用いられている。

語源

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」は位置や序列の下方を表すが、制度上の上下関係を示すものではない。
下院」は、英語の「Lower House」やフランス語の「Chambre basse」などの訳語として、明治期に導入された言葉。
上院と対になる形で命名され、議会制度の翻訳語として定着した。

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二院制

上院

上院 (じょういん)

上院 読み:ジョウイン
とは、

概要

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上院とは、二院制を採る議会において、下院と対をなす議院の一つであり、より慎重な審議や長期的な視点に基づく判断を担うことが多い。

通常、上院議員の任期は下院より長く、選出方法も異なる(例:間接選挙や任命制など)。

国によって具体的な権限や位置づけには差があり、アメリカでは上院が外交や条約承認などで大きな役割を持つ一方、日本では参議院(=上院に相当)が衆議院と比べて権限がやや制限されている。

上院」という名称は制度的な上下関係を示すものではなく、あくまで二つの院の役割の違いを表す呼称である。

語源

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上院」は明治時代に西洋の議会制度(特にイギリスやフランス)を翻訳・導入する際に生まれた語で、「Upper House」や「Chambre haute」の訳語にあたる。
この語は当時の漢文調の行政政治用語に多く見られる構造を持ち、以後広く定着した。

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