経済・金融・投資

変動金利 (へんどうきんり)

変動金利 読み:ヘンドウキンリ
とは、

『一定期間ごとに変動する金利

概要

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変動金利とは、借入後に定期的(一般的には半年〜1年ごと)に適用される金利が見直されるタイプの金利。主に短期金利の動きに連動して上下し、短期金利が上がると変動金利も上がる傾向がある。

住宅ローンなどで使われる場合、金利が低い時期には返済総額が少なくなる可能性があるが、金利上昇によって返済額や返済総額が増えるリスクも伴う。

メリット

固定金利に比べて利率が低めに設定されていることが多い

・低金利が続けば返済総額を抑えられる可能性がある

デメリット

金利変動により返済額や返済総額が変わるため、返済計画が狂う恐れがある

金利が上昇し続けると未払利息が発生し、ローン残高が増える場合がある

・返済期間の満了時にローン残高が残っていると、一括返済を求められることがある

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固定金利

短期金利

未払利息

固定金利 (こていきんり)

固定金利 読み:コテイキンリ
とは、

『契約時の金利が最後まで変わらない金利

概要

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固定金利とは、ローンや預金などの金融契約において、契約時に定めた金利が、返済や運用の期間中ずっと一定である金利のこと。市場金利の変動に影響されず、金利が上がっても下がっても、契約時の金利のまま変わらないという特徴がある。

たとえば住宅ローンでは、毎月の返済額が一定となるため、将来の金利上昇リスクから保護され、長期的な資金計画が立てやすい。一方で、市場金利が下がっても金利が下がらず、結果的に変動金利より高い利息を支払う可能性がある。

また、固定金利長期金利の動向に影響を受けるため、長期金利が上昇すると固定金利も上がる傾向がある。

メリット

・返済総額が一定で、家計の見通しを立てやすい

金利上昇リスクから保護される

デメリット

変動金利に比べて金利が高めに設定されることが多い

・市場金利が下がっても、恩恵を受けられない

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変動金利

長期金利

金利

Multiple Expansion (読み)マルチプルエクスパンション

multiple expansion
(マルティプルエキスパンション)
とは、

『”株価収益率” が高い状況』

『株価がその企業の基本的な財務指標に対し、高く評価されている状況』

概要

この状況 は、投資家が企業の将来の成長や収益性に対し、より高い期待を持っていることを意味する。

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マルチプルエエキスパンション
マルティプルエクスパンション
マルチプル・エクスパンション

株価収益率

【形】multiple

 【名】expansion

PER (ピーイーアール)

株価収益率
読み:かぶかしゅうえきりつ
Price-to-Earnings Ratio
読み:プライストゥアーニングスレシオ
PER
読み:ピーイーアール
とは、

証券用語

『企業の株価と一株当たり当期純利益の比率を表す財務指標』

概要

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PERは、企業の株価を一株当たり当期純利益で割った比率。

PERは、以下のように計算される。

PER = 株価 ÷ EPS

一般的に、PERが高いほど、株価が企業の利益に対して高く評価されていることを意味し、投資家が企業の将来に高い期待を持っているといえる。

一方で、PERが低い場合は、株価が安く評価されているか、将来が期待されていない可能性がある。

語源

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price「価格」earnings利益ratio「比率」で、「株価と利益の比率」という意味から。

同義語

P/E Ratio (ピーイーレシオ)

Price Earnings Ratio (プライスアーニングスレシオ)

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EPS

ratio

EPS (イーピーエス)

一株当たり当期純利益
読み:ひとかぶあたりとうきじゅんりえき
Earnings Per Share
読み:アーニングスパーシェア
とは、

証券用語

『当期純利益を発行済株式数で割ったもの』

概要

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EPSは、企業が株主に対して利益配当する際の分配額を示す重要な指標EPSが高いほど、1株当たりの利益が大きくなり、投資家にとっては魅力的な投資先となる傾向がある。

同義語

一株当たり利益

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純利益

株式

配当