経済・金融・投資

Depeg (デペッグ)

depeg 読み:ディペッグ/デペッグ
とは、

概要

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本来は「価値を一定に保つ仕組み(ペッグ)」が外れ、相場が想定外の方向へ動く状態を指す言葉として使われる。

特に暗号資産の文脈では、ステーブルコインが急落した際によく用いられる。

金融市場でも国が自国通貨の固定相場を解除する場合などに使われる。

例文

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The stablecoin started to depeg during the market crash.
市場暴落の間、ステーブルコインが本来の価格から乖離し始めた。

A sudden depeg caused panic among investors.
突然の乖離が投資家の間に動揺を広げた。

語源

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de-「離れる」peg「固定する、釘でとめる」から。
つまり「固定を外す、固定から外れる」という意味につながる。

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ステーブルコイン

暗号資産

Double Bagger (ダブルバガー)

double bagger 読み:だぶるばがー
とは、

概要

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Double Bagger は、株価が購入時の2倍になった銘柄を指す投資の俗語。

投資家ピーター・リンチが著書で野球の「塁打(bags)」になぞらえて利益倍率を表したことから広まった言葉。

Double は「2倍」、Bagger は「何倍になったか」を示す比喩的な語で、投資の成果を簡潔に表すために使われる。

Ten Bagger(10倍株)などの関連語とともに、成長株投資でよく用いられる。

語源

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アメリカのファンドマネージャー、ピーター・リンチが著書『One Up On Wall Street』で、株価の上昇度合いを野球の bags「塁」に例えたことに由来する。
Double「2」+ Bagger「塁=倍率」で「2倍になった株」を意味する俗語として定着した。

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FANG+ (ファングプラス)

FANG+ 読み:ふぁんぐぷらす
とは、

概要

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FANG+とは、米国を代表する大型IT企業やテクノロジー関連企業をまとめて指す言葉。

もともとはFacebook、Amazon、Netflix、Googleの頭文字を取って「FANG」と呼ばれていたが、のちにAppleやMicrosoftなど、影響力の大きい企業を加えた「FANG+」という呼称が使われるようになった。

主に株式市場や経済ニュースなどで用いられる。

起源

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米国のメディアアナリスト、ジム・クレイマーが2013年ごろに提唱した「FANG」に由来する。
FANG+」はその後、他の有力テクノロジー企業を含める形で拡張されたもので、テクノロジー産業を象徴する呼称として広く定着している。

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寡占 (かせん)

寡占 読み:カセン
とは、

概要

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寡占とは、市場に参加する企業の数が少なく、その少数の企業が生産や販売の大部分を占めている状態を指す。

完全競争と独占の中間に位置する市場構造で、価格決定において企業間の相互依存性が強く働くのが特徴。

典型例としては、自動車産業や通信業界などが挙げられる。

価格競争が抑制される一方で、広告やサービスなど非価格競争が重視される傾向がある。

例文

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自動車産業は少数の大企業による寡占市場となっている。

寡占状態では価格の安定が保たれることもあるが、消費者の選択肢が狭まることもある。

語源

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「少ない」「しめる」で、「少数が市場をしめる」という意味から。
つまり「寡占」は「少数の企業が市場を支配する状態」を表す経済学用語。

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ROI (あーるおーあい)

Return on investment 読み:リターンオンインベストメント
ROI 読み:アールオーアイ
投資利益率 読み:トウシリエキリツ
とは、

概要

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ROIは、投資や事業においてどれだけ効率的に利益を得られたかを示す指標。

企業の経営判断や広告・マーケティングの効果測定などで用いられ、投資額に対して得られた利益の割合をパーセンテージで表す。

数値が高いほど、少ない投資で大きな利益を得たことを意味する。

語源

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Return「利益」on「〜に対して」Investment「投資」で、「投資に対して得られる利益」という意味から。

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