経済・金融・投資

CFIUS (シフィウス)

Committee on Foreign Investment in the United States 読み:コミッティーオンフォーリンインべストメントインザユナイテッドステイツ
CFIUS 読み:シフィウス
対米外国投資委員会 読み:たいべいがいこくとうしいいんかい
とは、

概要

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CFIUSとは、アメリカ合衆国内における外国からの投資や買収が国家安全保障に悪影響を及ぼす可能性があるかどうかを審査・監視する政府の委員会。

主に外国企業によるアメリカ企業の買収・合併などに対して、情報漏洩・軍事技術流出・重要インフラへのアクセスといったリスクがないかを精査する。

必要に応じて取引の中止や修正を命じる権限も持つ。財務省を中心に、国防総省・国土安全保障省・商務省など複数の省庁が関与している。

語源

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Committee on Foreign Investment in the United States」は、「アメリカ合衆国における外国投資に関する委員会」という意味の正式名称で、1975年に大統領令によって設立された政府機関の名称がそのまま使われている。
名称自体は、役割(外国投資の審査)をそのまま表す記述的な命名であり、略称「CFIUS」はこの正式名称の各単語の頭文字を取ったもの。

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投資

黄金株 (おうごんかぶ)

黄金株 読み:オウゴンカブ
Golden share 読み:ゴールデンシェア
とは、

概要

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黄金株とは、特定の株主に対して、重要な会社の意思決定に対して拒否権(=議決に対する否決権)を与える特別な株式のこと。

一般的な株式と異なり、取締役の選任・解任や合併など、重大な経営判断において、この株を持つ者の同意がないと決議を成立させることができない。

敵対的買収を防ぐ手段や、親会社が子会社の重要意思決定をコントロールする目的などで用いられることがある。

会社法上では、「種類株式」として位置づけられ、その中で特別な議決権を持つ株として設計される。

通常は一株だけがこのような権限を持つため「黄金」と呼ばれる。

語源

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1980年代にイギリス政府が国営企業を民営化する際、国家が一部の重要な決定に対して拒否権を保持する目的で導入した制度に由来する。この特別な株式を「golden share(金の株)」と表現したことで広まった。

日本ではこれを直訳し、「黄金株」と呼ぶようになった。

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株式

増担保規制 (ましたんぽきせい)

増担保規制 読み:マシタンポキセイ
とは、

概要

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増担保規制とは、株式などの信用取引において、特定の銘柄の値動きが過度に激しい場合や取引が過熱していると判断されたときに、取引所がその銘柄に対して課す規制。

通常の信用取引では一定の担保(保証金)を差し入れることで売買できるが、増担保規制がかかると、より多くの担保を求められる。これにより、投機的な取引を抑え、相場の安定を図ることが目的とされている。

証券取引所が定期的に見直しを行い、条件に応じて解除されることもある。

語源

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担保「取引の保証として差し入れる資産を増やす」という意味。

同義語

増し担/増担 (ましたん)

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信用取引

担保

ドテン (どてん)

ドテン/途転 読み:どてん
とは、

証券用語

概要

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ドテンとは、証券先物外国為替などの取引において、現在保有しているポジション(買いまたは売り)をすぐに決済し、反対方向のポジションを新たに持つ行為を指す。

たとえば、買い建てしていたものを売ってすぐに売り建てに切り替えるような動きが該当する。相場の流れが反転したと判断した際に、機敏に対応して利益を狙うための戦略的な売買手法。

語源

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語源には諸説ある。

土壇場説

相場の急な変化に対応して、土壇場での決断のように、それまで持っていたポジションを急に反対方向に転換することからきたという説。

途転説

「途中で転換する」という意味合いから、「途転(とてん)」が語源になったという説。

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権利落ち (けんりおち)

権利落ち 読み:ケンリオチ
とは、

証券

概要

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権利落ちとは、株式の配当や株主優待の権利が確定した後、次の取引日からその権利がなくなる現象を指す。

通常、配当や優待の価値分だけ株価が下がる傾向がある。

特に、配当による影響を「配当落ち」と呼ぶこともあるが、株式優待や株式分割などの権利が消滅する場合も含めて「権利落ち」と総称する。

語源

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権利」が確定した後に消滅(落ちる)することから、「権利落ち」と呼ばれる。

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株式