寡占 (かせん)

寡占 読み:カセン
とは、

概要

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寡占とは、市場に参加する企業の数が少なく、その少数の企業が生産や販売の大部分を占めている状態を指す。

完全競争と独占の中間に位置する市場構造で、価格決定において企業間の相互依存性が強く働くのが特徴。

典型例としては、自動車産業や通信業界などが挙げられる。

価格競争が抑制される一方で、広告やサービスなど非価格競争が重視される傾向がある。

例文

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自動車産業は少数の大企業による寡占市場となっている。

寡占状態では価格の安定が保たれることもあるが、消費者の選択肢が狭まることもある。

語源

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「少ない」「しめる」で、「少数が市場をしめる」という意味から。
つまり「寡占」は「少数の企業が市場を支配する状態」を表す経済学用語。

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