セミドレス 読み:せみどれす
とは、
『魚のエラと内臓を除去し、頭部を残した状態』
概要
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セミドレスとは、日本の水産業界や流通の現場で用いられる用語で、魚のエラと内臓を除去し、頭部は残したままの下処理状態を指す。
未加工の丸一匹の状態(ラウンド)と、頭と内臓を除去した状態(ドレス)の中間に位置づけられることから、この名称が使われている。
この語は英語 dress (a fish) に由来するが、「セミドレス」という表現自体は英語圏では一般的ではなく、日本独自に定義・固定された業界用語である。
英語圏では、同じ状態を指す場合でも semi-dressed とは言わず、“gilled and gutted” のように処理内容を説明的に表現するのが標準である。
そのため、英語話者が魚屋で “Semi-dressed, please” と言っても通常は通じない。
一方で、日本の水産業者が作成する英語の仕様書や、輸出時のパッキングリストなどでは、便宜的に “Semi-dressed” という表現が使われることがあり、日本との取引経験がある外国人担当者の間では「日本発信の業界用語」として理解される場合がある。
なお、英語の semi-dressed は本来、人に対して使うと「半分服を脱いだ」「服がはだけた」といった意味合いになり、魚の状態を指す日常語・標準語としては不自然である。
語源
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英語 dress (a fish)(魚を下処理する)に由来し、日本の水産流通において「完全なドレスではない中間的な処理状態」を示すために semi-(半分)を付して作られた日本独自の業界用語。