眷族 読み:ケンゾク
とは、
『血縁関係のある一族』
『従者、家臣』
概要
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眷族は、血縁的な家族だけでなく、深い縁や庇護関係によって結ばれた一団を指す言葉。
仏教や神話の文脈では、特定の神仏に従う従者や随行者をまとめて表す語として使われる。
現代では日常語としての使用は少ないが、物語・宗教・歴史的記述などで頻出する語。
語源
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「眷愛隷属(けんあいれいぞく)」に由来する語で、「眷」には「かえりみる、目をかける、思い慕う」という意味があり、「眷愛」は親しく情けをかけることを指す。
また「眷属」はサンスクリット語 parivāra「随行者、従者」の訳語として仏教で用いられ、庇護を受けて従う者たちを表す。
つまり「眷族」は「親しく目をかけて配下に置く者たち」を示す語。