鼻を明かす/鼻をあかす 読み:ハナヲアカス
とは、
『相手を出し抜いて思い知らせること』
概要
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「鼻を明かす」とは、相手の予想を裏切って出し抜き、思いがけない結果で驚かせることをいう。
単に恥をかかせるというよりも、「してやったり」と優越感を伴う表現として使われることが多い。勝負事や競争、日常のやり取りなど幅広い場面で用いられる慣用句。
例文
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・新人がベテランの先輩に鼻を明かすようなアイデアを出した。
・弱小チームが強豪相手に鼻を明かす勝利を収めた。
・普段大人しい彼が見事なプレゼンをして、周囲の鼻を明かした。
語源
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語源は「鼻(花)を明かす(明らかにする)」という比喩に由来すると考えられている。
鼻は「鼻にかける」「鼻が高い」という表現に見られるように、自慢や優越感の象徴であり、花もまた人目を引くものの比喩である。
これに「明かす(明らかにする)」が結びつき、相手が隠し持っていた得意や切り札をこちらが先に明らかにしてしまい、虚を突くという意味が生まれた。
そこから転じて「出し抜いて驚かせる」という表現として定着した。